東京外国語大学が開催するスタディツアーの概要
2025年9月5日から7日、東京外国語大学の博士後期課程の学生たちによるスタディツアーが島根県出雲市で行われます。このツアーは「多文化共創イノベーションリーダー育成プログラム」の一環であり、地域社会との交流を通じて学生たちの研究と社会的インパクトを結びつけることを目的としています。
背景
東京外国語大学は、地域社会の発展と将来を担う人材の育成を目指し、2024年12月に出雲市との包括連携協定を締結しました。この協定は、文化や教育、国際交流、地域活性化など多岐にわたる分野での協力を促進し、相互に利益をもたらすことを目指しています。
今回のスタディツアーに参加する博士後期課程の学生たちは、国際的なスキルや異文化理解力を生かし、出雲市の現場で地域の状況を深く理解し、共生の新しい形を模索することが期待されています。
現地の状況
近年、出雲市では外国人住民の増加が進んでおり、多文化共生の重要性が高まっています。今後は人口減少と外国人住民の更なる増加が見込まれ、地域社会が直面する課題が一層複雑化することが予想されています。大学院生たちは市民や教育機関などと連携し、出雲の文化的背景を尊重しつつ、新たな共生社会を構築するために取り組みます。
スタディツアーの詳細
スタディツアー期間中、参加者は地域住民や企業、市民団体との意見交換を通じて出雲地域における多文化共生の実態を調査します。具体的な活動内容は以下の通りです:
- - 9月5日(金)午後:市内小学校訪問、市長表敬訪問
- - 9月6日(土)午前:企業との意見交換
- - 9月6日(土)午後:企業との意見交換、日本語教室視察、地域住民との意見交換
- - 9月6日(土)終日:「みんなのひろばニジイロ!」(主催:こどもサポートプロジェクト)
このスタディツアーを通じて、学生たちは出雲市の多様な文化や人々とのふれあいを体験し、学術的関心だけではなく、社会に対する洞察も深めることが期待されています。この取り組みが、地域の未来へとつながる新しい知見を生むことを願っています。
お問い合わせ
【大学名】国立大学法人 東京外国語大学 【所在地】〒183-8534 東京都府中市朝日町3-11-1 【URL】
東京外国語大学