バオバブの社会的価値
2022-11-22 10:00:01
バオバブ、社会的価値の見える化を目指す取り組みを発表
バオバブが提言する社会的価値の見える化
株式会社バオバブは、11月24日にスタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューに寄稿した論文を通じて、企業の社会的価値を測定する新たな指標の必要性を提起しました。論文のタイトルは「誰もがその人らしく働ける就業環境の社会価値」であり、デジタル化がもたらす新たな雇用の選択肢に焦点を当てています。
バオバブの理念と取り組み
バオバブは、様々な理由から就業が困難な人々がその潜在能力を発揮できる社会を目指しています。特に、AIの開発に必要な学習データを提供し、多様なバックグラウンドを持つ人々がプロフェッショナルとして活躍できる場を続けて創出しています。これにより、一般企業での就労が難しい方々にもチャンスを提供することで、社会全体での雇用促進を図っています。
企業としての収益性を追求しつつも、社会的インパクトの創出に貢献するというバオバブの取り組みは、カーネギーメロン大学や東京大学など、国内外の名門研究機関や企業との連携を通じて実現されています。
障壁とその解決策
しかし、社会的価値を明確に測定し、広めようとした際に直面したのは、評価基準が不十分であるという課題です。そこでバオバブは、コレクティブマインドやマカイラ株式会社、マッキンゼー・アンド・カンパニーのプロボノメンバーと協力し、「インパクト評価基準策定プロジェクト」を実施しました。
このプロジェクトでは、社会的インパクトをより具体的に測定するための枠組みを構築し、バオバブの価値体系を整理することを目指しています。具体的には、企業が社会に与える影響を明確にし、それを分かりやすく可視化するための独自の指標を開発しています。
インパクト評価基準の必要性
現在、企業の社会的価値はますます重要視されていますが、その評価基準は依然として曖昧であり多くの企業が同様の課題に直面しています。バオバブが開発を進めるインパクト評価基準が実現すれば、社会的価値に重きを置いた企業の活動が正当に評価される可能性が高まります。
今後の展望
バオバブの取り組みが、単独の企業によるものに留まらず、広く社会の中で「人生の選択肢を開く」仕組みとして展開されることが期待されています。学際的なアプローチにより、様々な社会課題への解決策が見えてくることが望まれます。
スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューとは
スタンフォード・ソーシャルイノベーション・レビューは、社会的なビジョンの実現に向けた研究や実践を提供するために2003年に創刊された雑誌で、企業、NPO、学校などに役立つ知見を広めてきました。バオバブの論文がこの場で取り上げられる意義は大きく、他の企業も社会的な価値創造に向けた参考になるでしょう。
株式会社バオバブについて
バオバブはAI向けの学習データ構築サービスを提供し、誰もが自己有用感を持ちながら働ける環境を目指しています。ダイバーシティーとインクルージョンの取り組みが評価され、Forbes JAPAN WOMEN AWARDでは2年連続で賞を受賞しています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社バオバブ
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1-12-1 新有楽町ビル11F Portal Point
- 電話番号
-