香川県ビジネスチャレンジコンペでJapan Fruitsが最優秀賞を獲得，農業支援の新たな試み

香川県ビジネスチャレンジコンペでの受賞

香川県が主催する「香川県ビジネスチャレンジコンペ」は、地域の未来を見据えた革新的なスタートアップの創出を目的にしたコンペティションです。この度、同コンペティションにおいて、Japan Fruitsが最優秀賞を受賞したとの知らせが届きました。これは、農業の新たな可能性を広げる取り組みが評価された結果です。

最優秀賞に輝いたJapan Fruitsの事業計画

Japan Fruitsは、農業の現場で直面している課題に目を向け、「農園の事務業務を代行するバックオフィスシステム」という新しいビジネスプランを提案しました。増加する販売先に対応できず、事務に追われる農園の現状を解決するためのシステムです。この提案により、様々な審査員から高く評価され、農業業界における効率化の手段が見出されました。

会場の皆様からの期待を感じながら、代表の高尾は受賞の喜びを表現しました。「この賞をいただき大変光栄です。香川から、日本全体、そして世界へと、日本の一次産業の流通をより良くしていきたいと思います」と述べました。

Japan Fruitsのビジョンと事業内容

Japan Fruitsは、日本の最高品質のフルーツを生産する農園と密接に連携し、その販売やプロデュースを行う企業です。独自のtoB向け流通システムを提供し、廃棄ロスゼロの次世代の流通を目指しています。単なる仲介者に留まらず、生産者と卸先とのニーズを共有し、共に成長することを目指しています。

また、同社はケーキ屋やいちご飴など、フルーツを一時加工して使用する事業者に対して卸売を行っており、強固な農園ネットワークを活用して、年間を通じて安定したフルーツの供給を可能にしています。特に、いちごの供給が難しい時期にも関わらず、Japan Fruitsは市場に出回る量の2倍を生産し、98.9%という高い納品率を誇ります。

2024年8月現在、同社のサービスを利用する事業者は全国で1000社を超えています。このように、Japan Fruitsの取り組みはフルーツ流通の新しい形を提示しています。