こころの耳の重要性
2019-09-30 16:02:56
メンタルヘルスポータル『こころの耳』の活用促進と認知度向上が急務
働く人のメンタルヘルスポータル『こころの耳』の誕生と現状
働く人の心の健康を支援するために設立されたポータルサイト『こころの耳』。このサイトの認知度は、最近の調査によるとわずか22.7%という数字で、多くの労働者がその存在すら知らない状況にあります。私たちの健康を支える重要な情報源が、今まさにその力を発揮しきれずにいる現状について考察します。
調査結果の詳細
今回の調査は、約300名の働く方々を対象に行われました。結果、21.7%の人が『こころの耳』を知っていると回答したものの、実際に利用したことがある方はわずか10.8%にとどまります。怪我や病気のケアが求められる一方で、心の健康については十分な情報とサポートが不足しているのを感じます。利用者の多くは、パワーハラスメントへの対策や自身のメンタルヘルスのケアを目的としており、その目的の明確さが利用者の声に表れています。
注意すべき課題
しかし、実際に『こころの耳』を訪れたことのある人の中でも気になるのは、利用理由とその後のケアの進捗です。例えば、ストレスチェック制度の導入が義務化されている中でも、その利用者が職場環境の改善にどのように結びついたのかは、まだまだ未知数。データによると、ストレスチェックが行われた後の取り組みが不十分な職場が多いことが分かり、ますます現状の改善が必要です。
ストレスチェック後の手助け
ストレスチェック制度が導入されてから、多くの企業がこの制度を導入しています。しかし、その後のケアに関しては行き詰まっているところが多いのが実情です。そこで『こころの耳』の存在は、特に重要な役割を果たします。このポータルには、ストレスチェック後の情報提供も豊富にあり、具体的にはe-ラーニングやセルフ・ラインケアのコンテンツが用意されています。これらは15分程度で学習でき、忙しい日常の中でもしっかりと活用できる設計となっているため、利用者にとって非常に便利です。
全国労働衛生週間を迎えて
令和初の全国労働衛生週間が始まります。この期間を利用して、『こころの耳』の重要性を広く告知する絶好の機会です。「健康づくりは人づくりみんなでつくる健康職場」をスローガンに掲げ、企業や団体が一緒にメンタルヘルス対策に取り組む環境を整えるべき時が来ています。昨今の調査からも、半数以上の労働者が仕事や職業生活に不安を抱えており、相談できる相手がいない数は約30%にのぼるというデータが出ています。
未来に向けて
私たちの会社は「すべての人びとがいきいきと働くことができる社会」を目指しています。すべての企業がメンタルヘルス対策に取り組むことで、社会全体の労働環境が改善され、労働者が安心して働ける場を作り上げることが可能です。『こころの耳』はそのための強力なパートナーです。このサイトを通じて、適切な情報とサポートを提供し、仕事を通じて健全な心を育むために、我々は引き続き努力してまいります。
会社情報
- 会社名
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ここむ株式会社
- 住所
- 大阪府大阪市中央区南新町2-2-10大平第二ビル7階
- 電話番号
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