株式会社ミクリードとひとまいるが資本業務提携を締結し新たな展開へ

株式会社ミクリードと株式会社ひとまいるの資本業務提携の概要



東京都北区に本社を置く株式会社ひとまいる(旧カクヤスグループ)は、2025年に株式会社ミクリードとの資本業務提携を発表しました。この提携は、両社の持つ経営資源とノウハウを最大限に活用し、今後のビジネス拡大を図ることを目指しています。

提携の背景と目指す方向性


ひとまいるの「TRANSFORMATION PLAN 2028」では、酒類以外の商品への展開を計画しています。自社商品に加え、他社商品の販売プラットフォームを整備することで、顧客満足度と営業効率を向上させることが狙いです。この背景から、参加企業は強固な物流網と顧客基盤の構築に向けて協力することとなりました。

一方、ミクリードは2012年に設立され、フード事業を継続しながら成長を続けてきました。主に飲食店向けの業務用食材卸売を手掛け、特に個人経営や小規模飲食店への新たな取引機会を狙っています。双方が持つ商材を融合させることで、顧客ニーズに迅速に応える体制を整備することが求められています。

外食産業の現状


コロナ禍以降、外食消費のスタイルやニーズは変化しており、飲食店の営業形態や運営方針も多様化しています。物流問題も影響を及ぼし、納品頻度の減少や在庫管理が課題となる中、両社がどのように顧客のニーズに応えるのかが注目されています。この資本業務提携によって、両社はこれまでのアプローチを見直し、新たな価値を提供していくことが期待されています。

具体的な取り組み


1. 営業体制の強化: ひとまいるが採用している「カクヤスモデル」を活用し、ミクリードの商品を迅速に配達するための連携を強化します。
2. 商品管理の相互協力: 両社の商品の仕入れや管理を効率化。特に、他社との提携や共同仕入れなどの体制を整えることが見込まれています。
3. インフラの共有: 受注システムの共同使用を通じて、効率的な業務運営を実現します。
4. 協力的な販促活動: 販売促進やPR活動においてもお互いに支援し合い、より強力な集客を狙います。
5. 人材交流の推進: 出向などを通じて、技術やノウハウを共有する人材交流が行われます。

今後の展望


この提携により、ひとまいるはミクリードの株式を取得し、持分法適用会社とすることが決定されています。今後も詳しい協議を進め、両社の成長戦略の実行に向けた取り組みを一層強化していく方針です。外食業界の動向に柔軟に対応しつつ、物流と商品の最適化を図ることで、顧客に対して高品質なサービスを提供する足場を築くことに期待が寄せられています。

会社概要

  • - 株式会社ひとまいる
本社: 東京都北区豊島2-3-1
設立: 1982年6月15日
URL: hitomile.co.jp

  • - 株式会社ミクリード
本社: 東京都新宿区西新宿二丁目3-1
設立: 2012年11月30日
URL: micreed.co.jp

会社情報

会社名
株式会社カクヤス
住所
東京都北区豊島2-3-1
電話番号

トピックス(経済)

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