西新宿の居酒屋が生産者支援を拡大！90分のズワイガニ食べ放題を提供

西新宿の居酒屋、緊急事態宣言延長を受けた対応

東京の西新宿に位置する居酒屋が、新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言の延長を受け、生産者や仲卸業者への支援策を発表しました。特に注目されるのが、この居酒屋で提供される90分食べ放題のズワイガニコースです。

破格の食べ放題メニュー

この居酒屋の新たなコースは、特選のズワイガニや赤酢を使用した新鮮な寿司が楽しめる食べ放題プランで、驚きの価格3500円（税抜き）で提供されています。内容は、ズワイガニに加え、カキフライや蟹みそグラタン、蟹の味噌汁が組み込まれており、満足度抜群です。特に、ズワイガニは普段は2500円で提供されている高品質なものです。

さらに、#豊洲頑張れのハッシュタグを使ってSNSに投稿したお客様には、いくらやボタンエビなどの特選寿司がサービスされるという嬉しい特典も用意されています。これにより原価率は通常の2倍である70%となり、経営自体は保たれませんが、より多くのお客様に楽しんでいただくことが目的です。

お客様の満足と感謝の輪

コロナ禍に対応するため、店内はパーテーションで仕切られ、多くのお客様が黙って蟹を楽しむ光景が広がっています。お客様からは「安くて美味しい」との声が連日上がり、大満足の表情を見せています。食べ放題の注文は止まらず、仕入れる食材は例年の3倍以上。これにより小規模ながらも生産者や仲卸への支援が期待されています。

もちろん、これだけの仕入れを行うことが生産者や仲卸の売上すべてをカバーできるわけではありませんが、居酒屋からの支援の気持ちは多くの方々に伝わり、生産者や仲卸からは感謝のメッセージが相次いで届いています。お客様の来店を通じて生まれる応援の輪は、飲食の原則である「三方良し」を実現しているのです。

働くことの意義

現在、多くの飲食店が厳しい状況に直面しています。それでも、経営者は「全ての人の幸せを力に」という理念のもと、食材を通じて顧客満足を追求する姿勢を崩しません。従業員とともに働くことの価値を再確認し、その意義や喜びを共有することで、店舗の未来へとつながる投資を続けています。

このような取り組みを通じて、今後も知恵を絞り、食を通じたつながりを大切にしていく考えを示しています。生産者支援を行うことで、地域全体の活性化にもつながることを信じて、様々な挑戦を続けます。居酒屋の温かい取り組みは、単なる飲食店の枠を越え、地域を支える重要な存在として期待されています。