TOPPAN新開発、天然素材の質感再現する床用化粧シートの魅力とは
TOPPAN株式会社は、床用化粧シート「Fapex ® リアル」を開発しました。この新製品は、天然素材の質感を実現する独自のエンボス凹凸表現により、従来にはなかった本物のような風合いを持つ床材としての使用が可能です。今後、建材メーカーやハウジングメーカー、マンションデベロッパー向けに販売が開始される予定です。
開発の背景
近年では、木目などの天然素材を模した化粧シートにおいて、そのリアルさだけでなく、質感の再現も求められています。従来の表面コーティング技術では、摩擦による摩耗を効果的に防ぐことが難しく、床材としての導入には限界がありました。そこで、TOPPANは新たなエンボス技術を開発し、絵柄と調和したデザインを実現しました。これにより、天然素材に迫るリアルさと耐久性を備えた化粧シートを業界として初めて提供することができるようになりました。
「Fapex ® リアル」の特長
1. 業界初の絵柄と同調したエンボス技術
TOPPANの新しいエンボス手法により、表面の凹凸が絵柄と一体化しています。これにより、まるで本物の天然素材のような質感が生み出されます。従来以上にリアルな風合いを持ちながら、耐久性も兼ね備えています。
2. 高い耐久性と汚れに対する強さ
「Fapex ® リアル」では、TOPPAN独自の高結晶化技術であるSmart NANO®技術が導入されています。この技術により、表面の傷に強く、摩耗に対する耐久性が向上しています。また、表面に付着した汚れも浸透しにくくなっているため、長期間にわたり美しい状態を保つことができます。
3. 家庭用ワックス使用時の優れた質感保持
エンボス技術のおかげで、家庭用フローリングワックスを使用した際にも、天然素材のような質感が損なわれにくいのが特徴です。このように、実用性も十分兼ね備えた製品になっています。
今後の展望
TOPPANは、「Fapex ® リアル」を2025年4月から市場に提供し、特に建材メーカーやハウジングメーカー、マンションデベロッパーに積極的に販売を進める方針です。目指すは2027年度に20億円の売り上げ達成です。
この新しい床用化粧シートによって、内装業界での新たなスタンダードとなることが期待されています。TOPPANが提供する「Fapex ® リアル」が、日常生活の中でどのように活用されていくのか、今後の展開に目が離せません。
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