ママの背中は竜巻
2022-11-15 10:10:02

新刊エッセイ『ママの背中は竜巻だ!!』が描く子育てのリアル

新刊エッセイ『ママの背中は竜巻だ!!』の魅力



最近、多くの家庭が直面する問題として、不登校の子どもたちが増えていることが挙げられます。文部科学省の2020年度調査によると、その数は約20万人に達します。そんな中、あらいさゆりさんの新刊エッセイ『ママの背中は竜巻だ!!』は、特に子育てに悩む母親たちに今必要なメッセージを届けています。

この書籍は、作者自身が中学生の長女を含む3人の子どもたちが不登校になった5年間の経験を描いています。あらいさんは、子どもたちとの日常のエピソードを通じて、自分自身の感情や葛藤を率直に振り返っています。これにより、読者は単なるエッセイとして楽しむだけでなく、同じような悩みを抱える母親たちにとって心の支えとなるでしょう。

著者の歩んだ道



あらいさゆりさんは、武庫川女子短期大学を卒業後、第二電電(現KDDI)での13年間のキャリアを経て、現在は3人の子どもを育てる母親です。彼女の長女は非常に繊細で、長男は自閉スペクトラム症(ASD)、次女は発達グレーゾーンの診断を受けています。そんな彼女だからこそ、特別な支援が必要な子どもたちとの生活の実態を語ることができます。

子どもたちとの日常



『ママの背中は竜巻だ!!』は、あらいさんと彼女の3人の子どもたち—長女の凜(りん)、長男の龍(りゅう)、次女の柚(ゆず)—との関係を綴っています。不登校という状況の中で、どのように子どもたちと向き合い、日常を楽しんでいるのかを描写。

疲労感に悩むママをお風呂で洗いながら、全力で遊ぶ柚ちゃん。
しもやけのママに代わってパスタを作ってくれる龍くん。
「私が死んだ後、ママはどうなるの?」と未来を予言する凜ちゃん。このように、彼らの日常は小さなストーリーとして大切にされ、時に笑い、時に涙する瞬間を共有しています。

子どもたちの独自の視点や行動は、日常の中でこそ生まれる素晴らしいドラマです。作者は、「成長することで忘れ去られてしまうかもしれない一瞬」を大切にし、豊かな時間を描き出しています。

出版の背景と著者の思い



あらいさんは、5年間の子育てを振り返り、「自分が嫌なお母さんだ」と思い悩んだ日々を語ります。「学校は当然行くもの」との強い思い込みから解放され、子どもたちの気持ちを理解する大切さに気づいたとき、彼女の心は軽くなりました。

この本は、そんな葛藤や成長の物語です。子育てに悩む女性たちが手に取り、少しでも気楽になってほしいという願いを込めています。あらいさんの思いが詰まったこのエッセイは、現代の子育てにおける貴重な手引きとなることでしょう。

まとめ



『ママの背中は竜巻だ!!』は、あらいさゆりさんが送る、不登校の子どもたちとの日常を描いた心温まるエッセイです。絶え間ない葛藤の中で見出した安らぎや気づきを届けるこの作品を、一人でも多くの母親が手に取って感じてほしいと思います。子育ては難しいけれど、同じ立場の誰かとつながることができれば、少し気持ちが楽になるかもしれません。

この本を通じて、あらいさん自身の体験が他の母親たちに希望を与えられることを願っています。

会社情報

会社名
株式会社めでぃあ森
住所
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5F
電話番号

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