高校生とまねき食品が贈る新感覚スイーツ
日本旅行とまねき食品が共同で行った産学連携プロジェクトが、万博会場での販売を開始します。この取り組みは、石川県立輪島高等学校と私立神戸野田高等学校の生徒たちらが参加し、オリジナルスイーツの開発を目的としています。
復興への願いが込められたスイーツ
このプロジェクトは、阪神淡路大震災から30年を迎える神戸と、能登半島地震からの復興を進める能登の高校生たちによって支えられています。両校の生徒たちはオンラインで交流しながら、特別なスイーツを生み出しました。輪島高等学校が提案したのは、能登の塩を用いた大福餅。一方、神戸野田高等学校が挑戦したのは、淡路の牛乳を使ったカップケーキです。和洋の美味しさが見事に融合した新しいスイーツが誕生しました。
万博のレストランで味わえる!
まねき食品が運営する万博会場内の「MANEKI FUTURESTUDIO JAPAN」では、様々な料理が提供されています。提供される漆器は、輪島塗にこだわった作品で、特に田谷漆器店の協力を得た特別なものです。スイーツにはボックサンが手がけた商品もあり、味でも見た目でもこだわりが感じられます。
能登笑顔プロジェクトの背景
このプロジェクトの背後には「能登笑顔プロジェクト」があります。この取り組みは、能登半島の教育交流を通じて、地域の未来を担う若者たちへの支援を実施しています。具体的には、高校生たちを対象にしたクラウドファンディングや、地域交流を目的としたスポーツ交流が行われています。
両社の理念と取組み
日本旅行は1885年から続く老舗の旅行会社であり、観光業の発展を通じて地域社会との共生を目指しています。まねき食品も同様に、地元の食文化を大切にしながら、国内外での展開を進めています。彼らの取り組みは、日本の「BENTO」を世界に広めるという大きな目標に向かって進んでいます。
このように、若者たちが想いを込めて作り上げたスイーツは、単なるお菓子ではなく、復興のシンボルとも言えます。万博会場でこの特別なスイーツを味わいながら、未来への期待を感じてみてはいかがでしょうか。