カンロ株式会社、新たにグミラインを設置へ
日本の人気菓子メーカー、カンロ株式会社が長野県朝日工場において、最新のグミラインを新設することを発表しました。このことは、消費者の高まるグミの需要に応えるための重要な施策として位置づけられています。
新設の背景
カンロのグミ市場は、急速に成長しています。近年の消費者の趣向の変化に伴い、健康志向や手軽さを求めるニーズが高まり、それに応じた様々な商品が投入されています。この市場の拡大に対し、カンロは生産能力を向上させるために新ラインを加えることを決定しました。
新設するグミラインの概要
新しいグミラインは、長野県東筑摩郡朝日村にある朝日工場内に設置され、工場の規模も拡大予定です。具体的には、延床面積は約6,917平方メートル、構造は鉄骨造となります。今回の設備投資額は約130億円で、その内容には増築棟の建設、グミ生産設備の新設、自動倉庫の導入が含まれます。
- - 所在地: 長野県東筑摩郡朝日村大字古見字柳久保2216-1
- - 着工予定: 2025年10月
- - 竣工予定: 2027年3月
- - 生産開始予定: 2027年7月
この新ラインの設置により、カンロは生産能力を約50%増強し、物流の効率化も図ることが期待されています。
カンロの歴史とビジョン
カンロは1912年に創業以来、数多くの愛されるブランドを展開してきました。代表的な製品には、「カンロ飴」や「ピュレグミ」があります。特に「ピュレグミ」は大人向けグミの先駆けであり、国内市場での売上トップブランドとなっています。カンロは、消費者のニーズに応える商品づくりを目指しており、直営店「ヒトツブカンロ」では、キャンディの魅力を伝える取り組みも行っています。
2022年には企業パーパス「Sweeten the Future ~心がひとつぶ、大きくなる。~」を設定し、持続可能な未来を見据えた事業展開や社会貢献に力を入れています。このパーパスのもと、カンロは人々に笑顔を届ける商品作りを続けていくことでしょう。
まとめ
カンロの新たなグミラインの導入は、同社のビジョンを実現するための数々の取り組みの一部です。消費者ニーズに応え、持続可能な社会へ貢献することを目指すカンロは、今後も注目される企業です。新しいラインが稼働する2027年には、どのような新製品が登場するのか、期待が高まるばかりです。