知財契約の新時代
2017-11-07 08:00:08
法務系クラウドAIサービス「Holmes」と知財契約の新しい未来
法務系クラウドAIサービス「Holmes」と知財契約の新しい未来
契約書の作成や管理といった法務業務は、多くの企業が抱える課題の一つです。特に知的財産に関する契約書は、その特殊性から難易度が高く、適切なテンプレートを見つけること自体が大変です。そんな中、法務系クラウドAIサービス「Holmes」を提供するリグシーが、知的財産に特化した契約書テンプレートを無料で公開したメリットパートナーズと提携したというニュースが飛び込んできました。この提携により、Holmesの利用者はより多様な契約書テンプレートを活用できるようになります。
メリットパートナーズの契約書テンプレートの魅力
メリットパートナーズは2017年に、日英対応の知的財産関連の契約書テンプレートを日本で初めて無料公開し、多くの企業から注目を集めてきました。このテンプレート集は、契約書を作成する際の基盤となる大変貴重なリソースです。利用者は、専門知識のない初心者でも手軽に契約書を作成できるというメリットがあります。
今回の提携により、Holmesは300種以上の契約書テンプレートを提供することが可能になります。この数の増加は、より多様な契約書のニーズに応えることができ、企業や個人事業主の法務業務を大いに効率化することでしょう。
法務業務の負担を軽減
この提携がもたらす最大のメリットは、契約書作成にかかる時間とコストの削減です。法律の専門家でない方が契約書を作成するには、多くの学習と時間が必要でしたが、Holmesを利用すれば、スムーズに契約書を完成させることができます。たとえば、社判の押印に関する悩みも、クラウド上で数秒で印影を作成できるようになるため、煩雑な手続きから解放されます。
双方の理念が実現した事業提携
今回の提携は、「紛争裁判を未然に防ぐ」という両社の理念が一致した結果です。メリットパートナーズの代表弁護士、知念芳文氏は、AIを利用した法務サービスの普及が、法務業界の人材不足やコスト削減に繋がるという期待を表明しています。また、リグシーのCEOである笹原健太氏も、知的財産のプロが手がけた契約書を簡単に利用できることが、利用者にとっての大きな利点であると語っています。
今後も両社は、専門家との連携を強化し、法務業務がより簡単になるよう努力を続けるでしょう。
この新しい取り組みにより、知的財産契約が企業活動においてより身近な存在となり、より多くの人々がこれを活用できる環境が整うことが期待されます。法務業務のデジタル化が進む中、Holmesとメリットパートナーズの提携は、業界における革新の一つとなることでしょう。
会社情報
- 会社名
-
ContractS株式会社
- 住所
- 東京都港区南青山2-5-17ポーラ青山ビルディング 13階
- 電話番号
-
050-1746-9492