N高グループが考える未来のカタチ
2025年7月17日、学校法人角川ドワンゴ学園に属するN高等学校、S高等学校、R高等学校、およびN中等部の生徒たちが主催する「参院選直前!リアル模擬選挙!ミライ視点で”今”を見つめる『財政・社会保障』」が開催されます。このワークショップは、中高生が最新の社会問題や政策について理解を深め、実際の投票方法を学ぶ貴重な機会です。
企画の背景
このイベントは、「N高グループ政治部」のメンバーである服部将昌さんと中田裕己さんが中心となり企画されました。彼らは、12月に控える参議院選挙を前に、物価高令や経済問題が争点になる中、それらの課題に対して中高生がどのように感じているのかを知り、意見を交わす場を提供したいと考えています。
服部さんは、財政や社会保障についての意識を高めることが、未来を担う世代の重要な役割だと感じています。中田さんも同様に、選挙や政策について考える機会は少ないため、自らの手でその場を作りたいとの思いを持ってこの企画を立ち上げました。
ワークショップの内容
この日のプログラムは大きく二つのパートに分かれています。
1. 財政と「フューチャーデザイン」に関する講義・ディスカッション
参加者は、経済政策、税制、社会保障の基礎についての講義を受けることができます。それに加え、実際の消費税減税、給付金、社会保険料、年金制度といった具体的な政策のメリットやデメリットについても考えます。その後、社会現象となっている物価高などの問題について中高生自身が議論し、各自の生活にどのように影響しているのかを共有します。さらに、将来にわたる社会課題に対してどのように対処すべきか、2050年の視点からも意見を交わす予定です。
2. 模擬選挙ワークショップ
次に、学んだ知識を基に実施する模擬投票が行われます。各政党が掲げる公約について、参加者それぞれがワークシートを使って自分の考えを整理し、投票先を選定します。使用されるのは実際の投票箱で、現実の選挙に即した体験が得られます。
参加する意義
このワークショップは、選挙や政治への理解を深め、将来的に社会の一員としての意識を持つことを促進します。参加する中高生たちは、自らの意見を持ち、選挙を通じて自分たちの未来に影響を与える力を得ることが期待されます。服部さんと中田さんは、この機会を通じて同世代の仲間たちが政治を「自分ごと」として捉えることができるよう願っています。
まとめ
N高グループによるこの模擬選挙ワークショップは、政治や社会について考えるきっかけとなるイベントです。中高生が未来の社会を形作っていく過程の一環として、ぜひとも大いに活用されることを望みます。参加者の多様な意見が集まり、より豊かな社会を目指す一歩が踏み出されることを期待しています。