NPOサミット2025で描く共生社会の未来
2025年12月21日、特定非営利活動法人アジア人文文化交流促進協会(JII)が、東京都中央区のサイボウズ株式会社東京オフィスで開催されるNPOサミット2025に参画します。このサミットのテーマは「共感から共鳴へ」。NPOに興味を持つ人とその活動を支援したい人々が集い、互いの活動の意義を理解しあう機会を提供します。
サミットの目的と内容
本サミットでは、13団体のNPOが発表を行い、参加者はその場で応援したい団体を選ぶことができます。さらに、特別ゲストとして福岡ソフトバンクホークスの和田毅氏がキーノートスピーチを行い、音楽パフォーマンスやチャリティ抽選会など、多様なプロジェクトが予定されています。
これらのアクティビティは、参加者がそれぞれの「推しNPO」を見つけ、寄付という形で社会貢献を楽しむ仕組みになっています。また、開催日は12月の「寄付月間」にちなんでおり、心温まる交流の場が作られることが期待されています。
JIIの活動背景
2010年に設立されたJIIは、現在東京都目黒区を拠点に多文化共生を推進しています。東京には約72万人の外国人が居住しており、多様な文化が共存する社会を目指しています。しかし、外国人住民と日本人との交流は限られているのが現状です。コミュニケーション不足から、さまざまな誤解や偏見が生じていることも事実です。
この問題を解決するため、JIIは「おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)」を運営しています。このプログラムを通じて、外国人住民と日本人がペアになり、直接的なサポートを行うことで、理解を深め合える関係を築いています。
おとなりさん・ファミリーフレンド・プログラム(OFP)の概要
OFPは2020年に始まり、参加者は外国人住民と直接かかわることで、互いに生活をサポートしあう取り組みです。500人以上の参加者から高評価を得ており、ボランティアとして活動する日本人住民にも多くのメリットがあります。活動としては、外国人住民向けのサポート活動や子どもの日本語学習支援、相談窓口など、幅広く展開されています。
未来に向けた活動
最近では、外国人住民が直面する生活の課題や文化の違いに関する理解が深まっています。サミットを通じて、JIIが掲げる「外国人住民が日本に馴染みやすくする」というビジョンを発信し、地域社会がより互いに支え合える環境を築いていくためのきっかけにしたいと考えています。
このような活動が通じて、外国人住民と日本人市民が共に安心して暮らせる社会が実現できることが、JIIの最終的な目標です。共生社会を具現化するために、サミットは重要な一歩となります。
行動を通じて、多様性を活かした文化共生の理想を実現するJIIの取り組みにご期待ください。