名古屋商科大学が提供する海外インターンシッププログラムが、今年の夏に62名の学生を海外へ送り出すことが決まりました。このプログラムは、コロナ禍後では最多の参加者数となり、9つの国で新しい体験を提供します。2012年に開始されて以来、これまで996名がこの貴重な機会を利用しており、24回目を迎えることに。アジアを中心に、日系企業及び現地法人が参加するこのプログラムは、学生たちに国際的な視野を養う機会を与えています。
参加者は、2週間から最大3ヶ月間の期間で、異文化の中で働く経験を得ることができます。プログラムの内容は実に多彩です。
万全の事前研修体制
まず、事前に行われるガイダンスでは、学生たちが日系企業の海外進出状況や業界研究、ビジネスマナーについて講義を受けながら、グループワークを通じて理解を深めます。これは単なる研修に留まらず、実際のビジネスシーンを想定した実践的な内容となっています。
先輩体験談の活用
また、過去にプログラムに参加した934名の先輩たちから直接体験談を聞く機会が設けられており、彼らがどのように成長し大手企業に内定を得たのかを知ることで、学生たち自身の将来像を描く手助けをしています。先輩たちの成功体験は、参加者にとって非常に刺激的な学びの場となっています。
語学講座の提供
派遣先の企業は、アジア各国で活動を展開する日系企業が中心ですので、参加者は現地で使用される英語やタイ語、ベトナム語の語学習得に努めます。さらに、業務上必要な文化やマナーの理解も同時に行うため、現地の方々とのコミュニケーションもスムーズに進めることができます。
グローバル教育の推進
名古屋商科大学では、私立大学として初めて、経済学部、経営学部及び商学部が連携して構築した「経営管理課程」の一環として、英語による学士課程「Global BBA」を提供しています。このprogramには、国際色豊かな学生たちが参加し、英語環境での業務経験を得ています。今夏は8名の学生が参加し、将来は外資系や日系のグローバル企業で働くことを目指しています。
海外留学プログラムと奨学金制度
さらに、名古屋商科大学は、海外インターンシップ以外にも語学留学、提携校との交換留学、国際ボランティアなど多種多様なプログラムを提供し、学生の国際経験をサポートしています。特に、渡航費や宿泊費の補助を受けられる奨学金制度も整備されており、参加者には往復の航空運賃や現地での宿泊費用の半額が奨学金として給付されます。
名古屋商科大学の教育理念
名古屋商科大学は1953年に創立以来、国内初の3つの国際認証を取得するなど、グローバルな経営教育を実践し続けています。現在、5学部10学科を設置しており、世界61カ国154校との提携を通じて留学や国際的な活動を推進しています。特に、ビジネススクールはQSランキングで5年連続国内第一位を獲得しており、国際性においても高い評価を得ています。大学は国際社会で活躍する人材を育成するため、このプログラムを通じてさらに多くの学生へ機会を提供していきます。