Datachainが新たに発表したプライバシー保護ソリューション
株式会社Datachain(本社:東京都)は、エンタープライズ向けのオンチェーンプライバシー保護基盤「KuraPrivacy(クラプライバシー)」をもとに、決済事業者やウォレット事業者が自社サービスにプライバシー保護機能を組み込める「KuraPrivacy Service API」のテスト版をリリースしました。加えて、主要機能を体験できるデモアプリ「Kura Pay(クラペイ)」の提供も開始され、パートナー企業向けに利用が可能となっています。
なぜプライバシー保護が求められるのか
ブロックチェーンが主流となる中、通常の取引では送金相手や金額などが透明に公開されます。このため、法人顧客や機関投資家が取引を行う際には、セキュリティ上の懸念が生じます。特に、法人需要を取り込むにはプライバシーの確保が不可欠です。しかし、完全な匿名化では、監査や規制対応が難しくなるため、慎重な設計が求められます。KuraPrivacyは、必要な情報だけを特定の相手に開示する「選択的開示」や、ユーザーの制限、ポリシーに基づく強制移転などの機能を通じて、プライバシーを保ちながら規制に対応可能な環境を提供します。
KuraPrivacy Service APIの機能
新たに提供されるKuraPrivacy Service APIを利用することで、決済・ウォレットサービスに次の機能を組み込むことが可能です:
- - 受取先の秘匿送金:ウォレットからの支払いにおいて、受取先を隠して送金が行えます。
- - 秘密の送金:送信者、受信者、金額をすべて秘匿し、他者による取引の追跡を防ぎます。
- - 選択的開示:監査人や経理部門など特定の相手にだけ取引履歴を閲覧させることができ、信頼性を確保します。
- - 既存の認証方式と互換性:既存のウォレットや署名方式に対応し、導入の負担を軽減します。
このように、Service APIは、プライバシー保護機能を簡単に組み込むための強力なツールとなるでしょう。詳細な機能は、公式ドキュメントで確認できます。
Kura Payでのプライバシー体験
Kura Payは、KuraPrivacyの機能を実際に体験できるデモアプリケーションです。このアプリを利用することで、どの情報が秘匿され、何が公開されるのかを直感的に理解できます。主な機能としては、公開チェーン上の資金を秘匿口座に入金し、送信者・受信者・金額を秘匿したままの送金、秘匿口座からの出金、閲覧用鍵の発行による取引履歴の確認が可能です。
お問い合わせと導入の相談
ステーブルコインを活用した決済サービスに興味のある事業者には、Kura PayとKuraPrivacy Service APIの提供を通じて、導入に関する相談を受け付けています。サービスの組み込み方法や仕様、共同PoCの実施など、気軽にお問い合わせください。連絡先は以下の通りです。
KuraPrivacyとDatachainについて
KuraPrivacyは、プライバシーと規制対応を兼ね備えたエンタープライズ向けのブロックチェーンプライバシー保護基盤です。Datachainは、ブロックチェーン技術によって次世代の金融インフラの実装を推進しています。詳しい情報は、公式ウェブサイトやドキュメントを通じて確認できます。