新国立劇場バレエ団ダブル・ビル 開幕
7月3日(金)、新国立劇場にて新国立劇場バレエ団のオリジナル作品、ダブル・ビル『String SAGA』と『暗やみから解き放たれて』が初日を迎えました。この公演は、私たちの感性を刺激する新たな体験を提供してくれる内容です。
『String SAGA』は、元新国立劇場バレエ団のダンサーであり、現在は振付家としても注目を集める宝満直也による新作で、世界初演となります。この作品は、一本の糸をテーマにしており、細くてしなやかな糸が無数の繊維が撚り合うことで強さを持つというコンセプトが表現されています。ダンサー一人ひとりの個性や経験が舞台上で交錯し、一枚のタペストリーを織り上げていく過程が見どころです。
さらに、『暗やみから解き放たれて』は、国際的に活躍する振付家ジェシカ・ラングによる作品で、ダンサーの身体と美術、衣装の動きが見事に融合した魅力的な内容となっています。この作品は、彼女が持つ独自の視点と、新国立劇場バレエ団の魅力的なパフォーマンスが相まって、観客を深い世界へと誘います。
このダブル・ビルでは、振付家たちの創造性を余すところなく発揮し、舞台上での表現が追求されています。特に『String SAGA』では、音楽を久石譲が手掛け、美術は長峰麻貴、衣装はmatohu、照明は吉本有輝子と、多彩なクリエイターが参加し、より洗練された空間が創作されています。
振付の宝満直也は、この公演に向け「いつか新国立劇場バレエ団から声が掛かるような振付家になるために」と目標を掲げ、10年前から活動をしてきました。それがこの日の公演への情熱を生み出しています。
また、『暗やみから解き放たれて』においても、音楽にはオーラヴル・アルナルズやニルス・フラームが起用されるなど、聴覚的な楽しみも失われていません。美術はジェシカ・ラングが手がけ、照明のニコール・ピアースによって物語の雰囲気が引き立てられています。
新国立劇場バレエ団のダブル・ビルは、観客に新たな視点をもたらし、演技の中に潜む深さを感じさせてくれることでしょう。是非、多くの方々にこの素晴らしい公演を体感していただきたいと思います。
公演情報
- - 公演名: 新国立劇場バレエ団ダブル・ビル
- - 作品名: String SAGA(新国立劇場バレエ団委嘱作品・世界初演) / 暗やみから解き放たれて
- - 振付: 宝満直也、ジェシカ・ラング
- - 音楽: 久石譲、オーラヴル・アルナルズなど
- - 会場: 新国立劇場 中劇場
- - 日程: 2026年7月3日(金)19:00 / 7月4日(土)14:00・18:00 / 7月5日(日)14:00
- - 予定上演時間: 約1時間25分(休憩含む)
新国立劇場バレエ団の新たな魅力が詰まったこのダブル・ビルは、一度見逃すと後悔するかもしれません。観客の皆様、お見逃しなく!