教育総合展の意義とイー・ラーニング研究所のブース
2025年6月11日から13日にインテックス大阪で開催された「第8回EDIX(教育総合展)関西」は、日本最大級の教育分野のイベントです。この展覧会において、株式会社イー・ラーニング研究所はブースを出展し、教育関係者を対象に多様なサービスを提供しました。ブースの目玉は、ボードゲームを用いたキャリア教育「子ども未来キャリア」であり、これは楽しみながら子どもたちに自分の将来を考える機会を提供することを目的としています。
さらに、学力だけでは測れない“非認知能力”を可視化するプログラムも紹介しました。これは児童や生徒が持つ特性や自信を高めるのに重要で、今後の教育においてますます重要視されるでしょう。また、全国の主要教育課程に即した動画教育サービス「スクールTVプロフェッショナルエディション」も展示され、教育関係者に体験していただきました。
チームワークに関する調査結果
展示の一環として行われた「チームワークに関する調査」では、157名の教育関係者が参加しました。その結果、驚くべきことに約90%の人が、教職員同士のチームワークが児童や生徒の学びに影響を及ぼすと答えました。特に「非常に大きな影響がある」という回答も多く、教職員の協力と連携が教育の現場においてどれほど重要かが浮き彫りになりました。
ただし、チームワークを支えるための多様性に富んだ職場環境には改善の余地があることも明らかになりました。「職場が多様な教職員にとって整っている」と答えた人は2割未満でした。さらに、約3割の人が“あまり整っていない”と感じており、今後はこの環境を整えることが求められています。これは、子どもたちの学びの質を向上させるためにも、非常に重要なポイントです。
チームワークを促進する教育手法
調査の中で強調された点は、子どもたちの間での「チームワーク」を効果的に促進する手段として「探究学習」や「グループワーク」、さらには「多年代の人との対話」が挙げられることです。これらの活動はただの学びではなく、社会での協調性を育むための重要な要素であると認識されています。
また、教育関係者からのフィードバックでは、今後の学習テーマとして「非認知能力」や「自分で考える力」、さらには「自律分散型教育」に関心が高まっていることが分かりました。教育の在り方が変化する中で、ただ知識を詰め込むのではなく、主体的に考えさせる能力や協働性を重視する傾向が強まっています。
結論
イー・ラーニング研究所は、これらの変化に対応するために、教育現場で使える多様なコンテンツを提供し続けます。キャリア教育を体験できる「子ども未来キャリア」は、子どもたちに一歩未来を考えさせるきっかけになります。今後も、教育の質向上のため、新たな教育手法を模索し続ける姿勢が重要です。教育は未来を担う子どもたちの成長を支える大切な基盤であり、今後もその発展に寄与していく決意を新たにしています。