共通善の経済と共助資本主義への道を探るシンポジウム
2026年3月30日、東京大学 伊藤国際学術研究センターで行われる「いのち会議・SSIシンポジウム」は、現代社会が直面する複雑な課題に対する新たなアプローチを提唱します。このシンポジウムは、経済の根底にある「共通善」をテーマに、知識創造や共感経済、さらには共助資本主義の理念を基に議論を行う貴重な機会です。
シンポジウムの背景と目的
いのち会議は、企業や行政、研究者、市民が連携し、生命に起点を置いた社会変革を追求するプラットフォームとして活動しています。また、大阪大学の社会ソリューションイニシアティブ(SSI)は、学術知を社会に統合し変革を促す拠点として設立され、現在まで多くの成果を挙げています。
日本社会では、従来の効率主義や成長至上主義の限界が指摘される中、共感や協働を基盤とした新しい経済モデルが求められています。「共助資本主義」という新たな概念も、民間と社会が連携して現代の課題を解決する動きの一環です。このシンポジウムは、これらの流れを深めるための場として期待されています。
シンポジウムの内容
シンポジウムは複数のセッションから構成され、各分野の専門家が集い、共感経済や共助資本主義について多面的に議論します。
セッション1: 共感に基づく知識創造経営
登壇者には、立教大学の廣瀬文乃教授や、企業のリーダーたちが名を連ね、知識創造がどのように経営に応用されるかについて討論が行われます。特に、「いのち」や「公共性」を中心に置く経営モデルの重要性が強調されます。
セッション2: 企業・市民社会・大学の協働による共感経済の構築
このセッションでは、企業と市民社会、そして大学がどのように協力して持続可能な経済を築くかについて具体的な事例が紹介されます。データを用いた企業活動の可視化や、マルチステークホルダーの意識改革についても議論される予定です。
セッション3: 共助資本主義が開く未来
経済同友会の岩井睦雄氏や東京大学の湯浅誠教授が参加するこのセッションでは、共助資本主義がどのように社会に浸透していくのか、その展望が語られます。共感をベースにした市場の未来や、市民参加型の学習の役割についても検討されるでしょう。
クロージング
最後には、これからの経済と経営のあり方に向けた総括的な意見が提示され、シンポジウムは締めくくられます。
参加方法とお問い合わせ
このシンポジウムへの参加は、事前の登録が必要です。詳細は公式ウェブサイトで確認できます。取材を希望されるメディアの皆様には、特別なスペースが設けられ、取材の機会も提供されますので、ぜひお越しください。
このシンポジウムは、ただの討論にとどまらず、市場の未来や持続可能な社会について考える重要な場となります。毎日の生活や事業活動に影響を与える「共通善の経済」を探求するチャンスをお見逃しなく。