東京都市大学とクラフトバンクの新プログラム
クラフトバンク株式会社は、東京都市大学との協力のもと、生産性向上を目指す新たな教育プログラム「東京都市大学 建設業事業承継DXコース」を2025年10月に開講します。このプログラムは、建設業界の持続可能性を高め、次世代の経営者を育成することを目的としています。これは、単に業界の枠を超えた学びだけでなく、実践的な知識と経験を培うことを重視している点が特徴です。
プログラム開講の背景
建設業界は、現在深刻な人手不足と経営者の高齢化という二重の課題に直面しています。平均年齢が63.7歳に達し、52%を超える企業では後継者が存在しないことが明らかにされています。こうした状況の中、DX(デジタルトランスフォーメーション)の重要性が認識されながらも、一歩を踏み出せない企業が多く存在します。この講座は、これらの課題に即して、若年層にも選ばれる魅力的な産業へと進化させるための知識とスキルを提供します。
東京都市大学の取り組み
東京都市大学は、建築や都市基盤において、多くの専門家を育成してきました。今後は社会人を対象にしたリカレントプログラムを通じて、産学連携によるデジタル技術の普及を図ります。新たに開講される「建設業事業承継DXコース」は、地域インフラを担う次世代経営者の育成を目的としており、その教育内容は理論と実践が融合しています。
プログラム内容
本講座では、次世代経営者がDXの重要性と実装に関する体験を通して学びます。ケーススタディやグループワーク、フィールドワークを重視し、自らの課題に即応する力を養います。業界の枠を越えたネットワークづくりも重要な柱です。異なる地域の次世代経営者同士が共に学ぶことで、新たな協業の机会が生まれることが期待されます。
カリキュラムの特徴
プログラムでは、事業承継やデジタル活用のノウハウに加え、BIM/CIM、無人化施工、3Dプリンティングといった先端技術を駆使した授業が展開されます。また、バックオフィス業務のDXも講義の中に織り込まれ、経営全体の変革をサポートします。豊富な実務経験を持つ講師陣が参加者と双方向に交流し、実践的かつ深い知識を提供します。
プログラム詳細
- - 期間: 2025年10月〜2026年2月
- - 対象者: 地域建設業の次世代経営者・後継候補者
- - 開催場所: 東京都市大学 渋谷キャンパス
- - 講義形式: 講義、グループワーク、フィールドワーク
- - 受講料: 60万円(税別、現地訪問の交通費・宿泊費は別)
- - 募集人数: 10名(予定)
申込方法については、所定のサイトから手続きを行うことができます。興味がある方は、ぜひ参加して、自らのキャリアを一歩引き上げる機会をつかんでください。
お問い合わせ
詳細については、クラフトバンク株式会社のウェブサイトを確認してください。未来の建設業界を担うリーダーを目指す皆さまのご参加をお待ちしています。