カルビーの新たな挑戦「Body Granola」とecforceの導入
カルビー株式会社が展開する「Body Granola(ボディグラノーラ)」は、パーソナライズされた健康食品の提供を目指す新しいサービスです。2023年4月に正式にリリースされたこのプログラムは、腸内環境に特化した商品を個別に提供するという斬新なアイデアを基盤にしています。カルビーは、科学データを活用しながら、顧客に合ったグラノーラを届けるために、統合コマースプラットフォーム「ecforce」を導入しました。
「Body Granola」の特徴
「Body Granola」は、まず腸内フローラの検査を行い、その結果をもとに顧客一人ひとりに適したグラノーラを用意します。顧客は公式ECサイトから検査キットを取り寄せ、採取したサンプルを送付。このプロセスを経て、腸内環境に合ったトッピングを選ぶことができます。また、このサービスは手軽な朝食としても人気を集めており、業界内で評価されています。
ecforceの活用
SUPER STUDIOが提供している「ecforce」は、様々なECシステムと連携し、スムーズな運用を実現するツールです。カルビーは、これを用いて顧客のニーズに合った商品を選択するシステムを構築しました。特に、各顧客の検査結果に応じてトッピングがデフォルトでセットされる機能は、個別の食事ニーズへの対応を強化しています。また、メール配信を通じて、顧客への定期的なフォローアップを行い、モチベーションを維持する施策にも力を入れています。
ブランド認知拡大施策
カルビーは「Body Granola」の認知度を高めるために、テレビCMやオンライン広告、オフラインイベントに積極的に出展しています。特に、タクシー広告ではQRコードを用い、ダイレクトな購入に繋げる戦略が功を奏しました。CM放送中は、ビジネスマン層の購入が増加し、検査キットの受注数も向上しました。これにより、以前はアプローチが難しかったターゲット層にリーチできるようになったのです。
未来への展望
今後、カルビーは「Body Granola」において、パーソナルなオンライン食事コーチングサービスを開始する準備を進めています。顧客の腸内検査の結果をどう活用するかを指導することで、より具体的な健康指導を提供するつもりです。また、ecforceのデータ機能を活用し、リピーターの獲得にも注力する方針です。これにより、より多くの人々に「食と健康」の重要性を広めたいと考えています。
まとめ
カルビーの「Body Granola」は、個々の健康や栄養バランスを考え抜いたサービスとして注目されています。ecforceの導入により、運営の効率化だけでなく、顧客とのコミュニケーションが一層充実しました。これからの展開も含め、今後の成長が楽しみです。個々のニーズに応じた食事の提案が、どのように広がっていくのかに注目が集まります。