再春館製薬所の革新:コラーゲン研究が目指す美肌の未来とは
再春館製薬所のドモホルンリンクルが、コラーゲンの研究において新たな地平を切り開いていることをご存知でしょうか。1974年、火傷の治癒に使われたコラーゲンに着目し、基礎化粧品としての利用を日本で初めて実現した再春館製薬所は、今や「コラーゲンのプロ」としてその名を馳せています。
コラーゲンリサイクルのメカニズム
ドモホルンリンクルの歴史は、コラーゲンと共に進化してきました。コラーゲンはただの成分ではなく、肌の弾力やハリを保つためには不可欠な要素であり、その研究は現在も続けられています。近年、同社が注目したのは「コラーゲンリサイクル」と呼ばれる機能です。これは、体内で壊れたコラーゲンが再び生成されるプロセスを指します。
紫外線や老化により体内のコラーゲンが減少することがしわやたるみを引き起こす原因となります。そのため、正常なコラーゲンを作り出す「産生工場」への輸送役割を持つタンパク質が重要であることが解明されました。このタンパク質は壊れたコラーゲンを回収し、再合成を助ける「輸送車」としての機能を果たします。
“輸送車”Endo180の可能性
再春館製薬所の研究者たちは、この“輸送車”の役割を担う受容体「Endo180」に焦点を当てています。加齢によるリサイクル機能の低下を克服するためには、このEndo180が重要な役割を果たすと言われており、その発現を高める方法を模索しています。これにより、コラーゲンの自然なリサイクル機能を促進し、肌の健康を維持することが可能になると期待されています。
美肌の秘訣・ナツメとコラーゲン
古来より「美容食材」として名高いナツメにも注目が集まります。特に中国では、ナツメを食べることが美容や健康に良いとされており、世界三大美女・楊貴妃はその恩恵を享受していたと噂されています。ナツメは内臓の調整や精神安定にも寄与する生薬としても評価されています。
ナツメを含む食生活とコラーゲンの相乗効果についても研究が進められており、その結果コラーゲンリサイクルの“輸送車”を増やす手助けになると言われています。これにより、肌の内側から美しさを引き出すことが期待されています。
漢方の理念を取り入れた新たな挑戦
再春館製薬所は、漢方の理念を重視し、成分の組み合わせによって効果を最大化する「修治」と呼ばれる技法も導入しています。この手法により、100%以上の原料のポテンシャルを引き出し、さらなる美肌効果を実現することが目指されています。
特に、2007年以降は鱧(はも)由来のコラーゲン原料を使用しているとされ、現在もその抽出方法の改良を続けています。
未来のコラーゲン研究に期待
再春館製薬所のドモホルンリンクルは、これらの研究成果を基にした新たな製品の展開を計画しています。今後の進化に目が離せません。コラーゲンリサイクルの秘訣を学び、美肌の未来を共に追求していきましょう。
最新の研究成果や商品の情報は、特設サイト「老化研究所」で確認できます。詳細は
こちらを訪れてみてください。