女子大生が生み出す新たな味
千葉県を中心に展開するスーパーマーケット、株式会社ランドロームジャパンと戸板女子短期大学の産学連携によって開発されたおむすび『開運!たたき丸』が、全国規模の「お弁当・お惣菜大賞2026」において15,489件の中から入選を果たしました。これにより、女子学生たちの創意が認められた姿は、産業界と教育の橋渡しの一例として、注目を集めています。
PBL演習から生まれた発想
この商品は、戸板女子短期大学で行われるPBL(課題解決型学習)演習の一環として、式根島の観光客を増やすことをテーマにした授業から誕生したものです。学生たちは式根島の名物料理「たたき丸」に着目。地域の魅力を発信したいという思いから、そのアイデアを商品として具現化することを決意しました。
たたき丸は、魚のすり身を使った郷土料理で、島の特性を生かした一品です。この魅力をもっと多くの人に届ける過程で、学生たちは何度も試行錯誤を重ねました。「本当に売れるのか」「プロの基準に達しているのか」と悩みつつも、教員や業界の専門家と議論を交わしながら、商品開発に励みました。
開運をテーマにしたおむすび
『開運!たたき丸』は、運気上昇をテーマにしたおにぎりで、色とりどりの具材が特徴です。具体的には、金運を象徴する黄色の玉子、健康運を担う緑の枝豆、恋愛運を引き寄せるピンクの桜でんぶが入っており、さらに全体運をアップする銀鮭が仕込まれています。
その形状は丸く、対人関係や地域とのつながりの大切さを象徴しています。外はカリッと、中はジューシーな仕上がりで、見た目の美しさと共に、食べやすさにも配慮されています。
現場での実践
商品開発だけでなく、学生たちは実際にランドロームフードマーケット九十九里店での販売や、店内放送などの現場体験を行いました。これにより、商品を売る側の視点から学ぶことができ、教室では得られない貴重な経験が彼らの成長を促しました。
このような実践的な学びの一環として、戸板女子短期大学は「TOITAプロジェクト演習」というカリキュラムを導入しており、年間30社以上の企業との連携を通じて学生たちがリアルなビジネス課題に挑む機会を提供しています。
展示会での表彰
『開運!たたき丸』は、「お弁当・お惣菜大賞2026」の一環で、2026年2月に幕張メッセで行われるデリカテッセン・トレードショー2026の展示会内で表彰される予定です。このプロジェクトの成功は、戸板女子短期大学にとっても第三回目の入賞を意味しており、学生たちの成果が改めて証明される場となります。
最後に
企業と連携した学びを通じて、女子学生たちが新たな価値を生み出す姿勢が求められる現代において、『開運!たたき丸』はその象徴です。これからも彼女たちが地域を盛り上げ、食を通じて新たな発見をすることが期待されています。