中部国際空港での特別な挙式、思い出に残るスカイデッキウェディング

愛知県常滑市に位置する中部国際空港セントレアが、開港20周年を祝う「スカイデッキ挙式」という特別なイベントを2025年11月1日（土）と2日（日）の2日間にわたり開催しました。この挙式は、空港ならではの特別な環境の中、新たな人生の門出を祝うもので、5年ごとに行われる希少なセレモニーとなっています。

思い出の場所、新婦の夢を叶えた挙式

11月1日の参加者は、愛知県に住むカップル。新婦の希望により、スカイデッキでの挙式が実現しました。彼女は学生時代に国際交流を通じて空港に魅了され、現在も飛行機関連の仕事に従事しているため、この場所は特に意義深いものでした。挙式の際には管制塔を背景に新婦が入場し、彼女の特別な瞬間が始まりました。さらに、2人のために指輪を運んでくれたリングガールも登場し、笑顔の中で指輪の交換が行われました。そんな中、飛行機が離陸する様子が見られ、まさに空港ならではのセレモニーが展開されました。挙式後、カップルは滑走路を背景にした集合写真を撮り、思い出を形にしました。「飛行機と一緒にたくさんの写真が撮れて嬉しかった」とのことです。

和装の国際カップルが描く愛の物語

続く11月2日には、神奈川県在住の国際カップルが参加しました。おふたりは飛行機好きで、ベトナム出身の新婦が初めて日本に来た際に利用したセントレアが特別な思い出が詰まった場所です。また、新郎が新婦に会うために初めてベトナムへ旅立った空港でもあります。この日、和装での挙式が執り行われ、スカイデッキ挙式としては初の試みとなりました。二人の出発点となった空港での挙式には温かで国際色豊かな雰囲気が漂いました。

挙式中には、新郎新婦が誓いの言葉を述べる際、セントレアのオリジナルキャラクター「なぞの旅人フー」が登場しました。指輪を首から下げたフーが新郎新婦のもとに指輪を届ける様子は、会場に笑顔をもたらしました。挙式を終えたお二人は、空港という“旅の始まりの場所”で新たなスタートを切る喜びを感じていました。「大好きな飛行機に囲まれて挙式ができて嬉しかった」とも語っています。

セントレアの未来への展望

「スカイデッキ挙式」は、中部国際空港の魅力を存分に活かした特別な経験として、多くのカップルにとって思い出深い日となりました。セントレアは、今後も空港を舞台にした新たな体験の創出に努めていく意向を表明しています。空と海、飛行機に囲まれた特別なウェディング。次回の挙式がどのようなものになるのか、カップルたちの期待も高まります。