大日本印刷、ESGファイナンス・アワード銅賞受賞
大日本印刷株式会社(DNP)が、第6回「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」において「環境サステナブル企業部門」で銅賞を獲得しました。この受賞は、DNPが環境に配慮したサステナブルな企業運営を推進していることを証明するものであり、同社が求める「より良い未来」が政府の環境基本計画に合致している点が評価されました。
賞の背景と評価されるポイント
DNPは、過去4年連続で環境に対する情報開示の充実度を基準に、環境サステナブル企業に選出されています。今年の受賞にあたっては、以下の2つのポイントが特に重要視されました。
1.
社会との共創を重視する取り組み:DNPが目指す未来の姿は、政府の第六次環境基本計画と一致しており、その実現に向けた独自のマテリアリティ(重要課題)が特定されています。これにより、DNPは社会と共に成長を続ける姿勢を示しています。
2.
挑戦的な環境目標の設定:DNPは、環境に対する中期目標をより挑戦的なものへと進化させています。外部環境の変化に応じた自己評価プロセスを構築し、絶えず自社の取り組みを見直しています。
これらの努力が評価され、経営層が環境負荷の低減に向けた強い意志を持っている点にも期待が寄せられています。
DNPの持続可能性へのアプローチ
DNPは、持続可能な社会と経済、また人々の豊かな生活が地球環境の上に実現されると考えています。そのため、長期的な視野に立ち、「より良い未来」を実現するための明確な行動を掲げた「マテリアリティ」を策定しました。これにより、さまざまな社会問題やトレンドを捉え、持続可能な未来を目指す変革を進めています。具体的には、リスクをビジネスチャンスとして捉え、その成果を活用してステークホルダーとの対話を深めています。また、多様なパートナーシップによって新しい価値を創出することに努めています。
ESGファイナンス・アワード・ジャパンとは
「ESGファイナンス・アワード・ジャパン」は、環境・社会・ガバナンス(ESG)の観点から積極的に取り組む企業や金融機関を表彰する制度です。このアワードでは、先進的なESG関連活動を広めることで企業の評価を高め、ESG金融の普及を目指しています。DNPが受賞した環境サステナブル企業部門は、企業の経営戦略に環境リスクと機会を組み込み、企業価値と環境へのプラス影響を同時に追求している企業を対象としています。
最後に
DNPの受賞は、環境に優しいビジネス運営を追求する企業の模範を示しており、企業が持つ社会的な責任の重要性を改めて認識させるものです。今後もDNPが環境負荷の低減に向けた取り組みを加速し、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。