都知事選勝利受け、自民党は小池都政と連携強化へ 茂木幹事長が表明

都知事選勝利受け、自民党は小池都政と連携強化へ



7月9日に行われた東京都知事選で、小池百合子氏が3選を果たした。これを受け、自由民主党は都政との連携強化を表明した。茂木敏充幹事長は同日に行われた記者会見で、小池都知事との連携強化を明言し、「世界最先端の都市・東京の更なる発展に向け、連携して取り組んでいきたい」と述べた。

茂木幹事長は、小池知事の3選は2期8年の実績が評価された結果だと分析。同日午後には、小池都知事が党本部を訪れる予定で、茂木幹事長は直接会談を行う予定だ。

一方、同日に実施された都議補選では、自民党は2議席獲得にとどまり、厳しい結果となった。茂木幹事長は「大変厳しい選挙結果」と受け止め、「選挙結果については、まず都連において分析してもらうことになると思いますけれど、結果を見てみると、わが党に限らず、野党も含めて、国政政党にとっては厳しい結果だったと思っております。」と語った。

都議補選の結果については、党内では岸田首相の退陣を求める声も上がっている。これに対し、茂木幹事長は「状況が厳しければ厳しいほど、組織に遠心力が働いているように見られるということはよくあるのだと思っております。その分、求心力、党の結束力を高められるよう、しっかり党運営にあたっていきたいと思っております。」と述べ、党内の結束を強調した。

茂木幹事長は、今回の都議補選の結果を受けて、国民の信頼回復に努め、「不断の改革努力を重ね、わが国が直面する内外の重要課題を1つ1つ解決することで、国民の皆様の信頼回復に努めていきたいと思います。」と語った。

また、今後の総裁選については、「今の日本、何か前向きに変わっていく、こういう躍動感は必要ではないかなと、こんなふうに感じています。」と述べ、刷新感を重視する考えを示唆した。

自民党は、都知事選で勝利したものの、都議補選では厳しい結果に。今後の政権運営や総裁選に向けて、国民の信頼回復を図り、党内結束を強化していくことが課題となる。

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