Web3ウォレットに生体認証
2024-08-27 14:00:55

HashPortと日立、Web3ウォレットに生体認証を組み込み安心・安全な取引環境を提供

HashPortと日立、Web3ウォレットに生体認証を実装



株式会社HashPortと株式会社日立製作所は、新しいWeb3ウォレットの開発に向けて協業を始めました。この新しいウォレットでは、生体認証技術を活用して、暗号資産取引の安全性と利便性を大幅に向上させます。

Web3ウォレットとは?



Web3ウォレットは、ユーザーが自分のデジタル資産を直接管理できるツールで、暗号資産の取引やNFT(代替不可能なトークン)の利用に欠かせないものです。通常のウォレットは、第三者によって秘密鍵を管理されるカストディアルウォレットと、ユーザーが自分で管理するノンカストディアルウォレットに分かれます。HashPortが提供するHash Walletは、ノンカストディアルウォレットに分類され、さまざまなプロジェクトでその基盤として利用されています。

生体認証技術の導入



新たに開発されるWeb3ウォレットには、日立の公開型生体認証基盤(PBI)が搭載されます。この技術により、ユーザーは事前に登録した生体情報(具体的には顔認証)で本人確認ができるようになります。このシステムは、パスコードを忘れたり失ったりするリスクを軽減し、より安全にデジタル資産を管理できるように設計されています。

生体認証のメリット



Hash Walletに生体認証を組み込むことで、ユーザーは秘密鍵の管理が不要になります。これにより、簡単に自分のデジタル資産にアクセスでき、パスコードの管理から解放されるのです。また、高度なセキュリティを確保するために、PBIは秘密鍵を生体情報で暗号化します。これにより、万一生体情報が漏えいしても、悪用されるリスクが大幅に低減します。

今後の展望



HashPortと日立は、この技術がNFTの利用促進やイベントの入退場管理など、様々な分野での活用に期待しています。ユーザーの安全で便利なWeb3体験を実現することで、デジタル社会に貢献する意向を示しています。

Hash Walletの特徴



Hash Walletは、大阪・関西万博の公式ウォレット「EXPO 2025 デジタルウォレット」等、既に複数のプロジェクトに採用されている実績があります。このウォレットは、1,000万人以上のユーザーが利用する見込みであり、高いセキュリティを誇ります。また、複数のWeb3ウォレットを共通IDで利用できるため、非常にユーザーフレンドリーな設計となっています。

結論



HashPortと日立が共同で取り組む新しいWeb3ウォレットは、生体認証技術を駆使することで、さらに安心・安全な取引環境を提供します。今後の技術の進展と利用シーンの拡大に期待が寄せられています。技術の社会実装は、2024年9月4日から5日に行われる「Hitachi Social Innovation Forum 2024 JAPAN」で紹介される予定です。

この協業により、デジタル資産の未来がより明るく、安全に進化することが期待されます。また、両社はブロックチェーン関連の新たなビジネスの創出に向けた取り組みを継続する意向も表明しています。


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会社情報

会社名
.css-zir7v7{font-size:15px;font-weight:600;line-height:1.5;color:rgba(0, 0, 0, 0.7);}株式会社 日立製作所
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
電話番号

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