新刊『人生後半は大学院から』の魅力
人生100年時代において、後半の人生の充実を目指す方たちに向けた新しい書籍、『人生後半は大学院から』が出版されました。この本は、著者の中野汐里氏が50歳で公立学校の教員を退職し、大学院への道を選んだ実体験を赤裸々に綴っています。著者は、自身の経験を通して「何歳からでも新たな挑戦が可能である」というメッセージを伝えたいと述べています。
大学院進学の決断
中野氏は、教員としてのキャリアを全うする中で、現場で直面した課題に対する解決策を求めていました。そこで、大学院への進学を決意します。しかし、この選択には多くの不安が伴いました。収入が途絶えること、学費や研究に必要な支出、家庭への負担、そして高齢の母親の介護も抱えていた著者にとって、退職は大きな決断でした。
それでも中野氏は、自分の未来を切り開くために飛び込むべき時が来たと感じ、思い切って大学院の扉を叩きました。彼女は修士課程を経て、充実した院生生活の中で多くの刺激を受けながら、人としても成長していきました。
院生生活の実態
著者は、大学院進学をすることで、自身の知識を深め、新たな友人や仲間との出会いを経験しました。特に若い院生との議論を通じて、常に新しい発見があり、非常に刺激的だったと語ります。研究に没頭する日々は大変であったものの、その中で多くの喜びや達成感を感じていたようです。そして、ついに60歳を前に博士号を取得しました。彼女にとって、この成功は単なる学位取得ではなく、自分自身を証明する大きな成果であったことでしょう。
読者へのメッセージ
本書には、著者の貴重な経験や学びが詳細に書かれており、これから進学を考えている社会人にとって大きな励みとなるでしょう。年齢を重ねることは挑戦を諦める理由にはなりません。進学によって新たな可能性を広げ、充実した人生を歩んでいく方法を教えてくれる一冊に仕上がっています。
書籍の詳細
- - 著者: 中野汐里
- - 出版社: パレード
- - 発売日: 2024年10月16日
- - 定価: 1,320円(本体価格1,200円+税10%)
- - ISBN: 978-4-434-34578-4
この本は、将来の進学や新しい挑戦について考えている方々に、とても有用なガイドとなることでしょう。再び学びの場に立つ勇気を与えてくれる『人生後半は大学院から』を、ぜひ手に取ってみてください。