特定非営利活動法人映像産業振興機構(VIPO)は、2023年3月5日に北米の図書館における日本マンガの現状についてのセミナー「アメリカの図書館における日本マンガ:マンガはどのように図書館で受け入れられているのか」を実施しました。このイベントは文化庁の委託事業として行われ、多くの参加者が集まりました。
セミナーでは、日本マンガの海外での受け入れ状況を調査結果をもとに分析し、特に図書館がどのように日本マンガを取り入れているのかを掘り下げました。
セミナー内容
セミナーは二部構成で、第一部では、北米の図書館におけるマンガの歴史を振り返り、どのようにして日本マンガが浸透していったのかを詳しく解説しました。第二部では、Mangasplainingチームによる最新の調査結果を発表し、北米の図書館で所蔵されているマンガの動向、読者の反応、そしてそれらがどのように影響し合っているのかに焦点を当てました。
Mangasplainingは、コミックを頻繁に読んでいるが日本マンガに対して不安を感じている読者向けに日本のマンガを紹介するポッドキャストであり、この調査はその知見を基にしています。調査では、どの作品が図書館で人気があるのか、また読者はどのようなニーズを持っているのかを明らかにしました。
アーカイブ映像公開の背景
セミナーに参加できなかった方々からの要望が多かったため、VIPOはアーカイブ映像を公開することを決定しました。セミナーは、日本の文化やマンガに興味を持つ全ての人々に貴重な情報を提供するものであり、特に日本マンガの海外展開に関心を持つ出版社にとっては、有益な内容となっています。
結論
今回のセミナーを通じて、図書館が日本マンガを受け入れる過程や、その成功の要因について多くの示唆を得ることができました。また、国境を越えた文化交流の重要性も再確認することができ、今後も日本マンガがさらなる展開を遂げることを期待せずにはいられません。
詳しいセミナー内容とアーカイブ映像は、
こちらのリンクからご覧いただけます。