Archicad Studioが日本に登場
グラフィソフトジャパン株式会社(東京都港区)が、建設業界の設計者のために新たなBIMソフトウェア「Archicad Studio」を日本国内でリリースしました。この新商品は、かつてない手頃な価格で提供され、特に小規模な設計事務所や個人で活動する設計者にとって利用しやすい選択肢となります。
Archicad Studioとは?
「Archicad Studio」は、強力なデザイン機能を備えたBIM(ビルディングインフォメーションモデリング)ソフトウェアで、初めてのユーザーでも直感的に扱える設計環境を提供します。また、BIMプロジェクトファイルに複数のユーザーがアクセスできるBIMコラボレーションツール「BIMcloud Basic」、各種図面やプレゼンテーションデータにアクセス可能なビューアーアプリ「BIMx Pro」といった機能も含まれています。この三つのツールが一つにパッケージ化されており、サブスクリプションプランとして販売されています。
Archicad Studioの特長
従来の「Archicad Solo」では利用できなかったチームワーク機能が「Archicad Studio」では新たに搭載されています。これにより、ユーザーはBIMcloud Basicを利用して、ローカルサーバーを通じて同じプロジェクトに同時に接続し、効果的な設計作業を行うことができます。リアルタイムでのデータ共有とスムーズな協力が可能になり、設計の効率性が大幅に向上します。また、サブスクリプションにより必要なときにライセンスを調整できる弾力性も大きな特徴です。
教育とサポートの充実
「Archicad Studio」を使用することで、初心者から上級者まで様々なユーザーが利用できる教育プログラム「BIMClasses」の割引も利用できます。これにより、初心者でも安心して学ぶことができ、スキルアップやテクニカルサポートを得ることも簡単です。これらのサポート機能を通じて、ユーザーはBIMの実践的な知識を効率よく習得することができます。
クラウドへの移行も可能
加えて、別途「BIMcloud SaaSサブスクリプションライセンス」を購入することで、クラウド上でのコラボレーションを実現することも可能です。これにより、遠隔地のチームメンバーとも連携を図りながら作業を進めることができ、全体的なプロジェクト進行のスピードを高めることができます。
Archicad Studioを選ぶ理由
デジタルデータによる建築確認申請が2026年に本格化する中、小規模設計事務所や個人の設計者にとってBIMは今後ますます重要な要素になっていくでしょう。「Archicad Studio」はそのようなニーズに応えるべく開発された製品であり、建築設計における新たなスタンダードを築く可能性を秘めています。今までBIMを導入していなかった設計者にとって、これはまさに素晴らしい機会と言えるでしょう。
無料トライアルも用意されていますので、興味がある方はぜひ試してみてください!