福岡の大型複合ビル「ワンビル」について
福岡市天神エリアに建設中の「ONE FUKUOKA BLDG.」、通称ワンビルは、2025年に開業予定の大型複合ビルです。西日本鉄道が手掛けるこのプロジェクトは、商業、ビジネス、カンファレンス、ホテルなど、複数の機能が集まった九州でも指折りの規模を誇ります。
一方で、ビジネスエリアには最新のテクノロジーが導入され、効率的な働き方をサポートしています。その一環として、株式会社ビットキーが提供するオフィス向けコネクトプラットフォーム「workhub」が導入されました。このシステムは特に入退館管理を簡素化し、顔認証技術を利用してワーカーがセキュリティゲートを通過できるようにしています。
ワーカーの利便性を追求した新しい環境
ワンビルのビジネスエリアでは、「workhub」を活用し、ワーカーに快適で効率的な環境を提供します。コンセプトはシンプルです。ワーカーは顔認証を利用することで、ICカードを持ち歩くことなくスムーズに入館できます。これにより、両手がふさがっている時や、出勤時の煩わしさから解放され、セキュリティリスクも軽減されます。
また、「workhub」アプリを通じて、様々なサービスや機能を一箇所で利用できる点も大きな特徴です。座席の予約や共用施設の利用状況の確認、来訪者の受付など、複数のアプリを使い分ける必要がなく、業務効率が改善されるでしょう。
機能の拡張性と柔軟性
「workhub」はテナントのニーズにも柔軟に対応できる点が優れています。例えば、さらなるセキュリティを求める場合、専有区画内にも顔認証を導入することが可能です。このように、必要に応じて機能を追加することで、常に最適なオフィス環境を実現できます。
ゲストに対しても、事前に発行された二次元コードをセキュリティゲートにかざすだけで入館できる仕組みが整っており、手続きの手間が省かれています。これにより、オフィステナントの担当者も、スムーズに来客を迎えることができるのです。
最先端を行くワンビルの取り組み
ワンビルが位置する天神は、最近の働き方の多様化に伴い、多くの新しいオフィスビルが供給されています。この環境の中でワンビルは、BCP対策や環境配慮を踏まえつつ、ワーカーの満足度を高めることを課題としています。「workhub」の導入は、その解決策として評価されています。
今後はワンビル内の運用を拡大し、ビル管理会社や商業施設の従業員向けのサービス展開も計画しています。これにより、「竣工後もアップデートを重ねることが可能なビル」という新しいスタンダードを確立することでしょう。
いま注目の「ワンビル」
福岡市中央区に位置するこの大型ビルは、開業時期が2025年4月24日と予定されています。敷地面積は約8,600㎡、延床面積は約147,000㎡と広大で、地上19階、地下4階の構造をしています。また、最新技術を取り入れていることにより、ビジネス環境の未来を垣間見ることができるのです。
西日本鉄道のこのプロジェクトは、テクノロジーの進化がもたらす新たな働き方の可能性を示しており、今後も目が離せない存在となるでしょう。