新潟から世界へ、津南醸造の日本酒がオレゴン州ポートランドに登場
新潟県に拠点を置く津南醸造株式会社が、米国オレゴン州ポートランドにて新しい試みを行いました。自社の吟醸酒である「つなん藍」(Tsunan Ai: Blue)のテイスティング及び販売イベントを開催。このプロジェクトは、新潟を拠点に活動する愛宕商事株式会社とのパートナーシップと、アメリカ国内での日本酒流通を専門とするNamazake Paul Importsの協力によって実現したものです。
アジア食材発信の拠点で試飲販売
今回のテイスティングイベントは、アジア食材が豊富に揃う「Uwajimaya Beaverton」と、高品質な日本のプロダクトを厳選して販売する「Fulamingo」の2か所で行われました。このイベントは、津南の自然とポートランドのクラフト文化を結ぶ重要な場とされ、各会場には多くの参加者が訪れました。特に、津南の雪解け水を使用した酒造りの背景や、ポートランドのサステナブルな文化への共鳴が深く感じられました。
「つなん藍」に秘められた魅力
「つなん藍」は、標高2,000メートル級の山々に降り積もった雪が長い時間をかけて濾過された、超軟水の雪解け水を使って造られています。この豊かな水は、津南の自然環境を反映したクリアで深みのある酒質を生み出す要因となっています。大地と水、そして酒との結びつきは、このお酒を特別なものにしています。
伝統と革新の融合
津南醸造では、伝統的な技術に加え、「スマート醸造」を取り入れています。これは杜氏の感覚や経験に基づいた酒造りを基幹にしつつ、発酵過程におけるデータを活用して品質の安定性を図る新しいアプローチです。これによって、気候変動といった外的要因にも対応できる高品質な日本酒が生まれています。また、津南醸造は近年、魚沼産コシヒカリを使用したプレミアム・テーブルライス日本酒『GO GRANDCLASS 魚沼コシヒカリEdition』の開発にも意欲的で、さらなる世界展開も進めています。
鈴木健吾代表取締役の想い
津南醸造の代表取締役、鈴木健吾氏は、「Brew for Future」をブランドのミッションとして掲げ、自然、地域、テクノロジーが共生する関係を築く日本酒造りを理念にしています。「ポートランドは地域資源を尊重する文化があり、津南の価値観とも合致しています。今回のイベントを通じて、津南のテロワールと酒造りの物語をポートランドの人々に届けられることに感謝しています」と述べました。
津南醸造公式情報
津南醸造株式会社は、新潟県中魚沼郡津南町に位置し、日本酒を生産している老舗の酒蔵です。「五百万石」を使用した伝統的な日本酒とともに、「魚沼産コシヒカリ」を用いた新しいスタイルの日本酒をお届けしています。詳しい情報は
こちらからご覧いただけます。
このような新しい取り組みを経て、津南醸造が日本酒の魅力を世界に発信し続ける姿勢は、ますます注目されていくことでしょう。