新しい法人向け固定単価の電力サービス「フラットプラン」のご紹介
株式会社パワーエックス(本社:岡山県玉野市、CEO:伊藤正裕)は、2025年9月3日より、新たな法人向け電力提供サービス「フラットプラン」の申し込みを受け付けることを発表しました。このプランは、高圧・特別高圧の法人顧客を対象にしたもので、契約期間中の電力単価を固定し、燃料費調整や市場連動による加減算を行わない料金設計が特長です。
フラットプランの特長
「フラットプラン」は、電力コストを抑え、安定した管理を可能にすることを目的としています。主な特長は以下の通りです:
- - 完全固定の従量単価:電力単価は契約期間の1年間にわたり固定されており、価格変動の影響を受けません。これにより、電力コストの予見性が高まり、計画的な経営が可能になります。
- - 環境価値の選択肢:顧客の環境目標に応じて、CO₂排出を実質ゼロ、もしくは50%削減するオプションを選ぶことができます。これにより、持続可能な事業活動を推進することが可能です。
さらに、プランには「セミフラットプラン」も用意されています。このプランでは、固定部分と市場価格を反映した部分を併せ持ち、価格の安定性を維持しつつ市場価格の下落時にはコストを削減するメリットを享受できる設計となっています。
料金シミュレーションの提供
サービス導入を検討されている法人向けに、料金比較シミュレーションの資料が提供される予定です。「新プラン導入シミュレーション」を通じて、具体的なコスト計算を行い、導入後の明確な料金を把握することができます。
本サービス提供の背景
株式会社パワーエックスは、国内での大型蓄電システムの製造・開発を行う会社であり、再生可能エネルギーの利用を拡大するための電力事業を展開しています。2023年に小売電気事業者として登録し、2024年7月から法人向けに電力供給を開始しました。今回の新たなプラン導入は、既存のオフサイトPPAサービス「X-PPA」に続くものであり、全国のオフィスビルや商業施設へ電力供給を行ってきた実績を活かしたものです。
今回の2つのプランは、自社で運用する系統蓄電所の調整力や独自の電源調達ノウハウによって、価格変動の影響を抑える実務的な料金設計が実現されています。
サービスの提供内容
- - 受付開始:2025年9月3日
- - 提供対象:法人(高圧・特別高圧)※低圧は対象外
- - 提供エリア:北海道、東北、東京、中部、北陸、関西、中国、四国、九州
- - 契約期間:フラットプラン=1年間、セミフラットプラン=1年間または3年間
- - 環境価値:CO₂排出係数の選択(実質ゼロや50%削減など)
注意点として、料金は使用実績や契約条件、エリアにより異なるため、個別に算定されます。「CO₂実質ゼロ」や「CO₂ 50%」の選択肢は、非化石証書を活用して二酸化炭素排出係数を調整し、その割合分の実質再生エネルギー由来の電力が提供されます。
最後に、本リリースの内容は発表日時点での情報であり、今後変更される可能性があることをご了承いただきたく思います。新たな法人向け電力サービスに関する詳細や疑問点は、お気軽にお問い合わせください。