高齢者に優しい節分のお祝い！蒸し大豆プロジェクトの全貌

高齢者福祉と伝統行事の融合

株式会社マルヤナギ小倉屋が展開する『節分に蒸し大豆を届けようプロジェクト』は、高齢者の方々に節分を心から楽しんでもらうための素晴らしい取り組みです。プロジェクトは、2月の節分を迎えるにあたり、蒸し大豆を用いて高齢者向け施設にお届けするもので、2022年からスタートし、今年で4回目を迎えました。これは特に高齢者にとって、食べやすく栄養価が高い食品を通じて、伝統的な行事を楽しむ機会を提供する狙いがあります。

蒸し大豆の特徴と健康効果

蒸し大豆は、柔らかく仕上げられており、大豆本来の美味しさだけでなく、栄養が豊富です。高齢者は往々にして、硬い煎り大豆を食べることが難しいため、蒸し大豆は手軽に食べられるスーパーフードとも言えるでしょう。この食品は、たんぱく質や食物繊維の摂取源として，非常に役立ちます。特に筋力低下や便秘といった問題を抱える高齢者にとって、蒸し大豆を摂取することは健康維持に寄与します。

参加者の声と満足度

このプロジェクトに参加する高齢者施設からの昨年の満足度は98%に達しました。オープンに行ったアンケート調査では、91%の方が「また蒸し大豆を使いたい」と回答し、その理由は「柔らかくておいしかった」や「健康に気を使ってくれる」といった嬉しい感想ばかりです。

利用者からの声には次のようなものがあります。

- 「皮まで柔らかく、おいしかった」（福島県）
- 「豆の風味が生きていて美味しい。炒り豆より柔らかくて食べやすい」（神奈川県）
- 「温まったご飯をありがとう。健康を考えてくれるのが嬉しい」（沖縄県）

従業員や栄養士からも「そのまま使えるので便利」、「煮込んでも美味しい」といった評価も寄せられています。

プロジェクトの意義

節分には「鬼は外、福は内」と言って豆をまいて邪気を追い払い、年齢分の豆を食べることが習わしですが、加齢により咀嚼力が低下した高齢者には煎り豆が難しいこともあります。そこで、マルヤナギの蒸し大豆が大変重宝されているのです。やわらかい食感と豊かな風味により、高齢者でも安心して節分を楽しむことができるのが大きな特徴です。

料理に応用できる『鬼除け汁』

高齢者に対して栄養が偏りがちになる中、『鬼除け汁（節分汁）』という新しいレシピも提案されています。この料理は、豚汁に蒸し大豆を加えたもので、栄養のバランスを整えます。根菜や豚肉と一緒に調理することで、すべての食材が協力し合い、簡単に年齢分の豆を食べることが可能です。蒸し大豆を少し煮込むことで、さらに柔らかくなるため、高齢者には特におすすめです。

企業の使命と今後の展望

株式会社マルヤナギ小倉屋は、長い歴史を持ち、伝統的な食材の魅力を次世代に伝えることを使命としています。昆布や豆、もち麦といった、健康に寄与する豊かな食文化を大切にし、新しい食の提案を行っています。

【会社概要】
社名: 株式会社マルヤナギ小倉屋
本社所在地: 神戸市東灘区御影塚町4丁目9番21号
代表取締役社長: 柳本勇治
事業内容: 蒸し豆・佃煮・煮豆の製造・販売
創業: 1951年
HP: マルヤナギ小倉屋

今後もこのような取り組みを通じて、さらに多くの高齢者に喜んでもらえるよう、様々な活動を展開していくことでしょう。