西東京市の健康アプリ
2023-11-30 10:00:03
西東京市、健康アプリ導入で市民参加を劇的に増加させる
西東京市が誇る「あるこ」アプリで健康づくりの推進
西東京市が新たに導入した健康アプリ「あるこ」が注目を集めています。このアプリは、市民の健康への関心を高め、運動促進のための工夫が施されています。その結果、健康関連のイベント参加者数が12.5倍も増加し、スポーツ庁長官賞を受賞するという快挙を成し遂げました。
健康づくりを支えるアプリの力
コロナ禍の影響で、運動不足や健康への不安が広がる中、西東京市は市民と共に健康を支援する「健康応援都市」を目指しました。その一環として、健康指標の「歩数」をデジタルで可視化し、ウォーキングやエクササイズの参加者にポイントを付与するシステムを構築。この仕組みが、市民の主体性と継続性を高める役割を果たしています。
市民の参加者数は、アプリ導入前の約400人から、導入後には5,000人以上に増えました。また、屋外でのウォーキングイベントへの参加人数も従来の20倍に増加したのです。このような数値からも、市民の健康や運動への関心が長期的に高まっていることが伺えます。
アプリ「あるこ」の特徴と利点
アプリ「あるこ」は、スマートフォンを使って日常的に健康管理ができるよう設計されています。特に「働き世代」や「子育て世代」といったターゲット世代が使いやすい点が強調されており、参加者は自分の歩数を確認したり、様々なエクササイズの動画を視聴することでモチベーションを高めています。また、アプリは16種類以上の健康管理コンテンツを提供しており、個々のニーズに合わせた健康づくりをサポートしています。
成果と今後の展望
アプリを利用する市民の中で、約75%が「歩くことを意識するようになった」と回答し、43%の人々が「できるだけ身体を動かすこと」を意識するようになったとのこと。アプリの継続利用を通じて、市民の健康意識は着実に向上しています。
さらに、アプリを通じて得られたデータは、今後の健康施策において非常に有用なものです。特に、市民がどのような健康活動に興味を持っているかということを把握し、新たな施策に反映させるための貴重な指標となります。
市民の声と関係者の感謝
アプリを利用している市民の99%が「使い続けたい」と調査結果が示しました。その中には「歩数を測ることが日課になった」や「家族で競う楽しさがある」といった嬉しいコメントも寄せられています。
市の担当者は、アプリ導入に至った理由や市民との対話の重要性について言及。コロナ禍での健康への不安を受け、何かできることはないかと考え、アプリを導入した結果、市民の健康意識の向上と職員のサポート体制強化が実現したと感謝の意を表しています。
まとめ
このたびの受賞は、コロナ禍にもかかわらず健康を意識し、取り組んでくれた市民の努力の賜物です。市では、今後も多様な世代が楽しみながら健康づくりを進められるよう、さらなるサービス向上に努めていくとのことです。西東京市の「あるこ」は、まさに地域全体で健康志向を育んでいくための強力なツールとして注目されています。楽しみながら健康を守る取り組みが、今後も広がっていくことに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
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西東京市役所
- 住所
- 東京都西東京市南町五丁目6番13号
- 電話番号
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