DPPで服を守る
2026-06-01 14:18:36

アパレル業界にデジタルプロダクトパスポートが到来!持続可能な未来へ一歩踏み出す

アパレル業界にデジタルプロダクトパスポートが到来!



株式会社CYKLUSとNTTドコモビジネスが共同でアパレル分野にデジタルプロダクトパスポート(DPP)の導入を進めるPoC(Proof of Concept)を開始しました。このプロジェクトは、アパレル製品に関する情報へのアクセスを可能にし、循環型サービスを実現するための基盤を築くことを目的としています。

背景と意義



現在、アパレル業界は環境への影響が深刻化しています。国連環境計画によると、アパレル産業は世界の温室効果ガス排出量の約2〜8%を占め、年間で約9,200万トンの繊維廃棄物が発生しています。このような状況を踏まえ、製品を「製造して売る」だけでなく、購入後にも長期間にわたって使用できる仕組みが求められています。また、消費者の価値観も変化し、「多く所有する」から「長く使う」という概念へとシフトしています。これにより、アパレルブランドには修理や再利用、再販を含めた持続的な体験価値の提供が期待されています。

さらに、EUではエコデザイン規制のもとで、繊維・アパレル分野でのDPP導入が進められています。日本でも、循環型エコノミーに関する政策が整備される中、本PoCではDPPを活用した循環型サービスの実装と、将来の規制に対する準備を検討します。

PoCの概要



このPoCでは、QRコードを用いて製品の基本情報、製造や修理履歴、環境指標などのライフサイクル情報を一元管理します。これにより、ユーザーやメーカー、リペア事業者が共通で情報を参照できるデジタル基盤を構築します。また、製品を長く使うためのケアや修理情報の提供に対するユーザーの受容性、循環型ビジネスの取り組みを共有することで、製品やブランドへの愛着形成を目指します。

本PoCは2026年5月から11月までの予定で、株式会社ゴールドウインや株式会社ミヤモリ、4c Studiosなど、さまざまなブランドや事業者が参加します。

デジタルプロダクトパスポートのメリット



DPPでは、下記の情報が表示されます:
  • - 基本情報:製品の仕様や素材構成
  • - 環境指標:LCAに基づく環境負荷指標
  • - ストーリー:製品の開発背景やブランドの想い
  • - ケア・リペア情報:適切なお手入れ方法や修理案内
  • - リペア履歴:過去の修理内容

これらの情報を共有することで、消費者は製品に対する理解が深まり、長く大切に使うための動機付けを受けます。

NTTドコモビジネスの役割



本PoCにおいて、NTTドコモビジネスは再生資源循環プラットフォーム「CEMPF(R)」を活用し、トレーサビリティ機能を提供します。この基盤により、データ管理やセキュリティの確保、さらにはプライバシーやデータガバナンスの指針整備が行われます。

今後の展望



両社はこのPoCの成果を基に、アパレル業界向けのDPPのベストプラクティスを検討し、サステナビリティ推進に向けた商用実装を進めていく予定です。さらに、他のアパレル企業や循環型ビジネス事業者との共同実証を拡大し、DPPの有効な活用方法を模索します。

企業紹介



株式会社CYKLUSはサーキュラーエコノミーを推進するソーシャルベンチャーであり、そのミッションは「モノを大切に使い続けるカルチャーを育む」としています。そして、NTTドコモビジネスは、企業や地域が持続的に成長できる社会を支えることを目指している法人向け総合ICT事業者です。

この新たな取り組みにより、アパレル業界の持続可能な未来が形作られていくことが期待されます。

会社情報

会社名
株式会社CYKLUS NTTドコモビジネス株式会社
住所
電話番号

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