エレベーター防災
2020-09-01 11:30:02
防災意識向上を図る新たな取り組み、エレベーター活用の試み
エレベーターを活用した革新的な防災システム
近年の気候変動や自然災害の増加に伴い、防災意識の重要性が高まっています。この中で、spacemotion株式会社はコクヨ株式会社と提携し、エレベーター用防災キャビネット「エレキャビ」を活用する新たな取り組みを開始しました。この提携は、人々が災害時に必要な行動をとるために、より効果的な情報提供を目指しています。
エレキャビとは
「エレキャビ」は、エレベーター内に設置される防災キャビネットで、万が一エレベーターに閉じ込められた場合でも、復旧までの時間を支える備蓄品が収納されています。具体的には、水や非常用食料、手回し充電式のライト、袋式トイレなどが格納されており、5人分の備蓄が可能です。また、コンパクトなフォルムとメタリックなデザインにより、エレベーター内での見た目にも配慮されており、多くのオフィスビルや鉄道駅に設置されています。
エレキャビの存在により、利用者はエレベーター内での安心感を得ることができます。これによって、ビル全体の安全性や信頼性も向上し、導入することで防災対策を強化することが可能です。
エレシネマの導入
新たに展開される「エレシネマ」は、エレベーター内部のプロジェクターを通じて幅広いコンテンツを放映するメディア事業です。このコンテンツは、災害時の安全行動やエレキャビの利用方法など、防災に関連する情報を伝えることを目的としています。今までのディスプレイを用いた情報配信とは違い、大画面での映像投影が可能で、視覚的に強力な影響を与えます。
エレシネマによって、エレベーター内部はより楽しい体験の場となり、日頃から防災意識を高める良い機会となります。ビル利用者は、普段の移動中に自然と防災についての情報を吸収できる仕組みが構築されます。
防災マップとその他のコンテンツ
加えて、エレシネマでは避難経路を示した防災マップなど、多様なコンテンツも配信されます。これにより、エレベーターの利用者は自分の身を守るための情報を簡単に得ることができ、特に防災意識の啓蒙が期待されています。特に近年は、地震や台風といった自然災害が頻繁に発生しており、企業や公共機関は従業員や市民の安全を守るための取り組みが求められています。
まとめ
spacemotionとコクヨの提携により、エレベーター内での防災対策が革新されつつあります。エレキャビとエレシネマの導入は、エレベーター利用者に安心感をもたらし、同時に防災意識を高める優れた手段となるでしょう。この取り組みは、未来の防災対策の一端を担うでしょう。今後も、災害に備えるための新しいアイデアや技術が提案されていくことを期待したいです。
会社情報
- 会社名
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spacemotion株式会社
- 住所
- 東京都千代田区大手町1-1-1大手町パークビル
- 電話番号
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