カザフスタンとトヨタ
2022-08-26 07:00:02
カザフスタンとトヨタ、信頼の物流パートナーシップを強化中
近年、カザフスタンが新シルクロードの中央物流ハブとして注目を浴びている中、トヨタ自動車はカザフスタン国内での信頼できる物流パートナーとしてゲブルダーバイスに高い信頼を寄せています。
ゲブルダーバイスはトヨタ自動車のパートナーシップを広げ続けており、2023年からはカザフスタン最大の都市アルマトイにおいて、地元のトヨタディーラーに交換部品の流通を行っています。具体的には、カザフスタン全土での自動車輸送や、隣国のキルギスの首都ビシュケクへの週単位の部品配送、さらには倉庫物流など、幅広い活動を展開しています。
カザフスタン市場はトヨタにとって重要な成長市場です。2021年には同国の自動車市場において約14,000台の車両を販売、これが全体の約12%を占めました。トヨタ自動車カザフスタンの物流マネージャーであるダミラ・アルピスバイェバ氏は、「当社はカザフスタンでの成長を目指しており、現地の状況に精通した信頼できる物流パートナーが不可欠です」と語っています。
また、カザフスタンはドイツやオーストリアなど外資にとっても魅力的な市場です。オーストリアからの輸出品には医薬品や機械、金属製品などがあり、これらは主に石油産業で消費されています。ゲブルダーバイスは2007年からカザフスタンに拠点を設立し、現在では地元産業や貿易のための確立した物流サービスプロバイダーとしての地位を築いています。
ゲブルダーバイスは、陸上輸送をはじめ、航空や海上輸送、税関サービス、倉庫物流、さらにはサプライチェーン管理など、さまざまなサービスを提供しています。
新シルクロードにおいて、カザフスタンの位置は非常に重要です。ロシアに対する経済制裁が影響を与え、代替輸送ルートへの需要が高まっているため、企業はその恩恵を受けています。また、カザフスタンの地理的特徴は、ヨーロッパや西アジア、中国との貿易において理想的なハブとなっています。これに伴い、ゲブルダーバイスもトルコ、ジョージア、アルメニア、ウズベキスタン、中国などに新シルクロード沿いの拠点を展開しています。
ゲブルダーバイスはアルマトイにおいて、トヨタ用の物流倉庫も運営しています。こうした取り組みは、両者がカザフスタンでのパートナーシップをさらに強化する手助けとなるでしょう。
ゲブルダーバイスについては、オーストリアのラウトラッハを拠点にし、約8,000人の従業員を擁する世界的なフルサービス物流プロバイダーであり、年間売上高は25億ユーロを超えます。彼らは幅広い物流ソリューションを提供し、最新のデジタル技術と伝統的な物流能力を組み合わせることで、顧客のニーズに迅速かつ柔軟に対応しています。500年以上の歴史を持つ家族経営の企業では、持続可能なビジネスモデルを追求しています。これからのカザフスタン市場におけるトヨタとゲブルダーバイスのパートナーシップの成長に、ますます期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
ゲブルダーバイス株式会社
- 住所
- 東京都中央区新川1-17-25東茅場町有楽ビル 6階
- 電話番号
-
03-6280-5530