再生可能エネルギーの新たな展開
株式会社FPS(以下、FPS)は、このたび株式会社海帆の連結子会社であるKRエナジー1号合同会社(以下、KRエナジー)との間で再生可能エネルギー由来の電力供給に関する契約を締結しました。この契約は、KRエナジーが運営する非FIT(固定価格買取制度外)低圧太陽光発電所で発電される電力を、FPSが需給調整を行って市場に供給する仮想的な電力購入契約(VPPA:Virtual Power Purchase Agreement)として締結されました。
この契約により、発電された電力は市場で売電され、同時にインバランスリスクにも対応することが可能になります。これは、実際の需給を伴わない新たな電力受給契約の枠組みであり、FPSにとっても重要な取り組みです。
FPSの取り組み
FPSは、電力小売事業に加え、アグリゲーターとして複数の需要家および発電設備を統合し、リアルタイムで需給調整を行う実績を持っています。これまでの経験を生かし、再生可能エネルギーの市場を活用した柔軟なスキームを提供していくことに力を注いでいます。
今回の契約は、再生可能エネルギーを利用した電力供給モデルの重要な一歩です。発電事業者には新たな販売チャネルが提供され、同時に需要家にも再エネの選択肢を広げることができます。これにより、FPSは株式会社海帆グループとの初の共同プロジェクトを通じ、今後も継続的な協力を進めていく方針です。
株式会社FPSの概要
代表取締役の洞洋平により2021年11月に設立された株式会社FPSは、東京都中央区の八重洲に本社を構え、電力売買業務を中心に様々なエネルギー関連の業務を展開しています。公式ウェブサイトは
こちらです。FPSの明確なビジョンは、発電事業者と需要家をつなぐ独自の取引スキームを通じて、多様なニーズに応える柔軟な契約モデルを提供することです。これにより、再生可能エネルギーの流通を安定させ、企業がこのエネルギーを円滑に導入できるよう支援していきます。
KRエナジーの役割
KRエナジーは、再生可能エネルギーの発電事業とその関連設備の開発・保有を担っています。代表取締役の守田直貴が指揮を執る同社は、効率的な発電所の開発を進めており、安定した売電機会を提供しています。公式ウェブサイトは
こちらです。
FPSとKRエナジーの提携により、再生可能エネルギーの需要は一層高まり、未来のエネルギー市場における持続可能な発展が期待されます。今後も両社は、発電事業者に必要な支援を行いながら、エネルギー戦略の柔軟性を追求していく方針です。
今後の展望
今後もFPSは発電事業者と需要家を結ぶ独自の電力取引スキームを通じて、さまざまなニーズに応じた契約モデルを提供し、再生可能エネルギーの安定的な流通を促進することを目指します。再エネの導入を希望する企業が、円滑にこの新しいエネルギーモデルを取り入れられるよう、今後の活動をより一層強化していく所存です。