福島県で進化する学生と企業の関係
福島県郡山市を拠点とするFindValue株式会社が、2025年3月24日(月)にスタートする「Fukushima Work Stories」という新たなプログラムを発表しました。この取り組みは、学生と企業が共同で地域のプロモーションを行うデジタルプロモーション事業です。福島県雇用労政課の委託により、地域の課題を解決する一環として、学生の視点で県内企業の魅力を引き出し、同世代に響くコンテンツを制作していくことを目的としています。
「Fukushima Work Stories」とは
本プログラムでは、学生が企業との共同作業を通じて、制作スキルを習得するだけでなく、チーム活動やプロジェクト遂行能力を高めることができます。参加する企業は公募制で集められ、合計15社が選ばれる予定です。また、学生も75名が選抜され、90名のチームが組まれます。これにより、企業の魅力を引き出すショートドラマを制作するプロジェクトが始まります。
プログラムの流れ
プログラムは2025年4月からスタートし、まずは企業と学生の公募が行われます。その後、5月31日(土)にキックオフイベントが開催され、6月から7月にかけて取材と企画が進められます。8月から9月にかけては、実際の撮影が行われ、10月には編集作業が進む予定です。11月から12月にかけては、制作した動画がSNS(InstagramやTikTok)で投稿され、地域課題に対する意識啓発や企業認知度向上に寄与します。最後に、2026年2月には審査発表会が行われ、各プロジェクトの成果が評価されます。
サポート体制と学生の役割
このプログラムでは、取材の基本編成として、企業ごとに学生5名、メンター1名、ディレクター1名の計7名で構成されます。メンターは学生が主体性を持って活動できるようにサポートし、「教える」スタンスではなく「引き出す」スタンスで関与します。特に初期の企画段階で学生のアイデアを尊重し、具体的なショートドラマの内容も学生の創造力によって生まれるよう配慮されます。
FindValue株式会社の理念
FindValueは「可能性を見つけ、可能性を解放する」という理念のもと、ユニークな採用手法『リメイク採用』を展開しており、これまでに20社以上の事業立ち上げを支援してきました。また、キャリア相談を通じて多くの学生と接点を持ち、Z世代の特性を活かした中小企業へのサポートを行なっています。これにより、地域企業が求める人材を効果的にマッチングさせ、地域全体の活性化を図っています。
この新しい取り組みによって、福島県内の企業が若年層にどのようにアプローチし、認知度を向上させていくのか。今後の展開が非常に楽しみです。