北海道サービスとmilabが手を組み防災力を強化
北海道サービス株式会社とBELLグループのmilab株式会社が、地域の防災力を向上させる目的で業務提携を結びました。この提携により、両社は新たな「防災備蓄品管理サービス」を自治体向けに提供し、安全で安心な地域づくりを進めていきます。
業務提携の目的と狙い
急速に進行する人口減少や少子高齢化、さらには気候変動などの環境問題が現代社会では大きな課題となっています。これに伴い、持続可能な社会の構築が求められる中、防災市場は年々成長しています。今後、2030年には防災システムの市場規模が2981億米ドルに達するとの予測もあり、各企業はその重要性を認識し始めています。
北海道サービスは、北海道コカ・コーラボトリング株式会社の一員として、地域密着型のビジネスを展開しており、BPOサービスを通じて北海道の生活向上に寄与しています。一方、milabは「技術探険と共創で、社会に安心を届ける」という理念のもと、地域の課題解決に努めています。今回の提携は、両者の強みを活かし、地域社会の防災力を高めるための重要なステップです。
具体的な取り組み内容
新たなサービスでは、北海道内の全179市町村を対象に、「防災備蓄品管理サービス」を提供します。このサービスは、備蓄品の調達から棚卸管理、在庫データの登録までを含むパッケージで提供され、milabの開発する防災備蓄プラットフォームBxLink(ビーリンク)を活用します。このプラットフォームでは、備蓄品の効率的な管理を可能にするだけでなく、自治体や企業との協力も促進されます。
具体的には以下の3つの主要な取り組みが計画されています。
1.
北海道コカ・コーラグループの物流網を活用した備蓄管理サービス:整備された物流網を利用し、迅速かつ効率的な備蓄管理を行います。
2.
BxLink(北海道サービス版)の提供:防災備蓄に特化したプラットフォームを提供し、データ入力の代行サービスも行います。
3.
SMART STOCKのノウハウ共有:milabの備蓄品最適化サービスの知識を共有し、新しいサービスの企画を進めます。
このように、両社はお互いの持つリソースや知見を活かすことで、地域防災に関する新たなビジネスモデルの構築を目指しています。
企業情報
北海道サービス株式会社
- - 設立:1959年3月6日
- - 所在地:北海道札幌市清田区清田一条1丁目3番10号
- - 資本金:7300万円
- - 事業内容:一般事務代行、設備工事、販売機材の管理など
milab株式会社
- - 設立:2023年10月2日
- - 所在地:東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビル
- - 資本金:1000万円
- - 事業内容:防災関連の新規事業
お互いの強みを生かすことで、北海道の防災力を本気で向上させるこの取り組み。地域住民の安全と安心を守るためのキーワードは、まさに「連携」と「共創」です。両社が強力にタッグを組むことで、地域の防災対策が大きく前進することを期待しています。