新生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」の新機能
最近、ITシステムを提供するHOUSEI株式会社が自社の最新の生成AIローコード開発プラットフォーム「imprai」のアップデートを発表しました。このアップデートでは、アリババグループが開発した最新の大規模言語モデル(LLM)「QWQ-32B」が搭載されているほか、ビジネスコミュニケーションツールである「Microsoft Teams」との連携も可能になりました。
LLM「QWQ-32B」の特長
「QWQ-32B」は、アリババによる新たな推論モデルで、特に数学的な推論やプログラミングタスクに特化した性能を持っています。このモデルは32.5Bパラメータの中型サイズでありながら、高い性能を誇り、最近注目を集めている「DeepSeekR1」と同等の実力を持っています。今後、このような推論モデルの台頭により、自律型エージェントの開発が進展することが期待されています。
Microsoft Teamsとの連携
新たに「Microsoft Teams」との統合により、ユーザーはTeams内のチャット画面から直接「imprai」を活用できるようになりました。Teamsが起動すると、自社データに基づいた精度の高い回答を即座に得ることが可能です。この連携は、業務におけるコミュニケーションの円滑化と効率性の向上に寄与します。
「imprai」とは
「imprai」は、ローコード環境で生成AIアプリケーションを簡単に構築できるプラットフォームです。ユーザーは直感的なユーザーインターフェースを通じて、アプリケーションを簡単に開発でき、自社のデータを活用したアプリケーションの構築が可能です。さらに、100種類以上のエージェントを備えており、さまざまな使用ケースに対応することができます。
各種LLMに対応
「imprai」には、QWQ-32Bをはじめとする37種類の最新LLMが搭載されており、多様なビジネスニーズに応じた柔軟な対応が可能です。この中には、DeepSeek、Gemini、ChatGPTなどの著名なモデルも含まれています。
企業の概要と今後の展望
HOUSEI株式会社は、東京都新宿区に本社を置き、デジタルトランスフォーメーション(DX)を実現するパートナーとして、メディア向けやプロフェッショナルサービスなど、4つの事業を展開しています。また、共同開発や販売代理店を含むパートナーシップの募集を行っており、オープンイノベーションに力を入れています。
今後も、さまざまなビジネス環境への適応を目指し、連携の拡大を進め、利用者がさらに簡便かつ効果的にAI機能を活用できるよう努めてまいります。