生活意識調査に見る変化
2024-09-30 21:27:23

楽天インサイトが発表した生活意識調査で見えてきた新しいトレンドとは

楽天インサイトによる生活意識調査の結果



楽天インサイトは、毎年実施している生活意識に関する調査の最新レポートを発表しました。このレポートでは、最大55万人を対象にした3カ年の経年比較データを用いて、日本の国民の意識の変化を分析しています。その結果、いくつかの重要なトレンドが浮かび上がりました。

環境意識の低下


まず注目すべきは、環境への配慮が減少しているという点です。「環境に配慮した生活を実施している」と答えた人の割合は、2021年からの3年間で4.1ポイントの減少を見せました。また、「友人や人とのつながりを大切にしたい」との意識も3.2ポイント減少するなど、社会との関係性に対する関心が薄れていることが伺えます。このデータは、持続可能な社会への関心が高まる一方で、日常生活の中でその意識が薄れてきていることを示唆しています。

男性の美意識の向上


次に注目したいのは男性の美意識の高まりです。10代から40代の男性において、美容やスタイリングに対する関心が継続的に上昇しています。特に、男性の美容情報をチェックする習慣が増え、「清潔感」を重視する傾向は強まっていますが、同時に「若々しさ」を保ちたいという意識は低下しています。この変化は、現代の男性の意識がより多様化していることを示しています。

住まいへのデザインへのこだわり


さらに、「住宅設備は使い勝手よりもおしゃれなデザインが重要」と考える人が増えています。特に、在宅時間が増えたことから、住まいのデザイン性が重視されるようになってきたのです。この現象は、若い世代ほど顕著で、特に住環境に対する美的感覚が重要視される傾向があります。一方で、家族や他者とのコミュニケーションを重要視する意識は低下し、住居が「人を招く場所」という役割が減少しているようです。

調査の概要と今後の展望


この調査は、全国の15歳から79歳の男女を対象に実施され、回収サンプル数は年々増加しています。2024年に向けた今回の調査では、485,370のサンプルが得られ、ますます多角的なデータ収集が行われていることが注目されます。今後の社会において、どのようなトレンドが台頭するかは非常に興味深く、企業や個人がこのデータをどう生かすかが問われています。

このように、楽天インサイトの調査結果は、我々の日常生活を見直す材料となるでしょう。環境への配慮が薄れる一方で、美への意識が高まるトレンドや、住まいに求められるデザイン性など、現代の暮らしの多様性を反映しています。これからの社会がどのように変化するか、その未来を見据えつつ、我々一人ひとりの意識も見直していきたいものです。


画像1

画像2

画像3

画像4

会社情報

会社名
楽天グループ株式会社
住所
東京都世田谷区玉川一丁目14番1号楽天クリムゾンハウス
電話番号

トピックス(ライフスタイル)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。