アジア太平洋地域のオフィス需要が急上昇!今後の市場展望は?
アジア太平洋地域のオフィス市場が再び活気を帯びる
最近発表されたコリアーズ・ジャパンの「オフィスマーケット・インサイト|2024年第3四半期」によれば、アジア太平洋地域(APAC)のオフィス需要が前年同期比でなんと10.7%も増加したことが明らかになりました。この急成長は、2025年に向けたオフィスマーケットの明るい展望を示しています。
アジア太平洋地域の急成長
2024年第3四半期のグレードAオフィスの需要は、合計で220万㎡に達し、主要市場のニーズが高まっていることが伺えます。このデータは、特にインドやニュージーランド、シンガポールといった国々でのオフィスリースの年間成長率が30%を超えていることからも確認できます。これらの国々では、企業の成長が続く中、オフィスの確保が急務となっているのです。
市場の供給と空室率
しかし、APAC全体でのオフィス空室率は14.3%に達していることも報告されています。現在、226万㎡のオフィス在庫があり、今後の数四半期には大規模プロジェクトの竣工が見込まれており、供給の改善が期待されています。これに伴い、賃料の安定化も見込まれています。
企業のニーズと持続可能性
オフィス需要の急増は、企業がただスペースを拡大するだけでなく、生産性向上や持続可能な慣行に基づいた環境づくりへと向かっていることを示しています。テナントはより質の高いオフィススペースの確保を重視し、オフィスデベロッパーも持続可能な管理哲学に注目しています。その結果、グリーン経営認証を取得する動きが活発になっています。
今後の市場展望
コリアーズ・ジャパンの報告書では、2025年のオフィスマーケットについても楽観的な見通しが示されています。企業が質の向上を追求し、一方で市場の供給能力が改善されれば、これからのオフィス市場はより強靭で持続可能なものとなるでしょう。
引き続き、この報告書の詳細や各国の市場動向についても注目し、最新のデータをチェックしてみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
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コリアーズ・インターナショナル・ジャパン株式会社
- 住所
- 東京都千代田区丸の内3-2-3丸の内二重橋ビル18階
- 電話番号
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03-4572-8600