戸田建設が手掛ける生成AI基盤「Toda-AI-Portal™」
戸田建設株式会社は、最新の技術を取り入れた生成AIプラットフォーム「Toda-AI-Portal™」を全社で展開することを発表しました。このプロジェクトは、同社が2026年に発表した、AIを全社の標準化する施策の一環として位置付けられており、建設業界における業務効率の向上を目指しています。
1. 背景と目的
戸田建設は、その経営理念に基づき、常に「より良いものづくり」を追求しています。その中で、長年にわたる技術や実績を活かし、より質の高い建設物を顧客に提供することが不可欠です。しかし、専門的な知識や情報資産を現場に即して使うには、一般的なAIサービスでは解決できない課題がありました。このため、建設特有のニーズに合わせた生成AI基盤の開発を決定しました。
2.「Toda-AI-Portal™」の特長
2.1 知見の活用による建設物の品質向上
「Toda-AI-Portal™」は、社内の蓄積された情報をAIと連携させ、現場で求められる技術判断や設計提案に必要な根拠を即座に提供します。これにより、熟練の社員から若手社員へとノウハウの継承が促進され、全社的な知識の底上げが期待されます。
2.2 AI活用の集約基盤
AIの活用を社内で一本化することで、情報セキュリティやガバナンスが強化されます。各部門で行われていた個別のAI開発を集約し、最新の技術を利用して、社内の業務を改革。この取り組みは、生産性の向上にも寄与しています。
2.3 AIリテラシーの向上
社員が実践したAI活用事例や研修コンテンツをアーカイブし、全社のAIリテラシーを向上させることを目的としています。これにより、専門職だけでなく、全社員がAIを活用できる環境を整えていきます。
3. マスコットキャラクター「たっぴー™」
「Toda-AI-Portal™」の顔となるマスコットキャラクター「たっぴー™」も制作され、社員がこのプラットフォームに親しみを持つきっかけを提供します。これにより、日常業務で気軽にAIを活用することが促進されることを目指しています。
4. 実績と今後の展望
2026年4月時点で、「Toda-AI-Portal™」はすでに3000名以上のユーザーに活用される基盤へと成長しています。社員が現場で多く活用していることが示されており、今後はAIガバナンスの強化と基盤の整備を進めてAIネイティブ企業への変革を加速していきます。
AIが支援可能な業務はAIに委任し、人はより創造的で付加価値の高い業務に専念できる環境を整えることで、人とAIが協力し合う新しい働き方を定着させることを目指します。
戸田建設は今後も「Toda-AI-Portal™」を中心に、顧客へのさらなる価値提供に努めてまいります。