日本女子大学とホーチミン市建築大学の交流
2023年9月30日、東京都文京区に位置する日本女子大学は、ベトナム・ホーチミン市にあるホーチミン市建築大学と学術交流に関する大学間協定を締結しました。この協定により、両校は建築分野における国際連携を強化し、短期プロジェクトや様々な交流活動を計画しています。
ベトナムでの建築教育
ホーチミン市建築大学は、1924年に「東インドシナ美術学校」として設立され、1950年代には建築教育が独立して発展しました。その後、1976年に「ホーチミン市建築大学」として正式に設立され、現在ではベトナムを代表する公立の建築専門大学として知られています。この大学は、建築、都市計画、デザインなど多岐にわたる学部を擁し、実践的な教育や国際的な協力にも積極的に取り組んでいます。
学部の多様性
ホーチミン市建築大学の学部は以下のように構成されています:
- - 建築学
- - 都市計画学
- - 都市インフラ工学
- - 工業美術学
- - 土木工学
- - 基礎科学
- - 政治理論学
- - インテリア建築学
- - 美術学
このように多様な分野での専門教育が行われていることから、この大学との提携は日本女子大学にとっても大きな意義を持つといえるでしょう。
日本女子大学の国際的な取り組み
日本女子大学の篠原聡子学長は、「ベトナムとの連携は、フエ大学外国語大学やハノイ土木大学、ハノイ建築大学に続く4校目の提携です」と述べ、都市の発展と文化の融合が進むベトナムとの関係が、建築やまちづくりを学ぶ上でどれほど重要であるかを強調しました。協定を通じて、学生や教員の交流、共同研究を進め、共に新たな価値を生み出すことに期待が寄せられています。また、この協定により、学生は国際的な視野を広げ、創造的な感性を磨く機会が増えるとしています。
充実した留学プログラム
日本女子大学では、学部生を対象として「協定大学留学」と「認定大学留学」の2種類の留学制度を提供しています。著名な女子大学との連携を持ち、積極的に国際的な教育環境を整備しています。特に、留学制度は学生にとって重要な学びの延長であり、異文化理解や専門的な学問の習得を目的としています。経済的な負担を軽減するための奨学金制度も整っており、より多くの学生が留学に挑戦できる機会が用意されています。
海外短期研修の実施
さらに、長期休暇中には本学の教員が企画する海外短期研修も行われます。このプログラムでは、多様な文化に触れることで学生が豊かな経験を積むことが可能です。また、外国人留学生の受け入れも行っており、年間約50名が在学しているため、日本人学生との交流の機会も増えています。
日本女子大学の100年以上の歴史
日本女子大学は、日本で初めての組織的な女子高等教育機関として創立され、2021年には120周年を迎えました。私立女子大学の中で唯一の理学部を有し、文理融合の教育を行っています。「私が動く、世界がひらく」という理念のもと、自ら学び、行動し、新しい価値を創造できる人材育成を目指しています。さらに、建築デザイン学部や食科学部を新設するなど、教育改革も続けています。
今後の展望
今回のホーチミン市建築大学との協定締結は、日本女子大学にとって国際的な学びの場を広げる大きなステップです。両校が共に成長し、国際的なキャリアを意識した教育実践が期待されています。また、この協定を通じて、ベトナムとのつながりがより強固なものとなり、未来の可能性をさらに広げることでしょう。今後の両校の活躍に注目です。