食品業界に革命！安全・美しいアルミ製品の新技術

食品業界に新たな安全基準をもたらすアルミ製品

近年、アウトドアブームの影響で、多くの食品関連アルミ製品が登場していますが、その安価な外見には注意が必要です。通常のアルミ表面加工は、美しさを追求するあまり、人体に有害な物質を使用していることがあります。そこで、創業80年を迎える株式会社日興電化工業所（大阪市平野区）が、人々の健康を脅かさない安全なアルマイト加工技術を開発しました。

アルマイトとは

アルマイト加工は、アルミニウムの表面を化学的に酸化させ、耐食性や耐摩耗性を向上させる技術です。これにより、アルミ製品は長持ちし、美しい光沢感を保つことができます。しかし、食品との接触が多いアルミ製品には、有害な着色料が使われるリスクがあります。そこで、日興電化工業所が提唱するのが、安全で美観性も兼ね備えた新しいアルマイト処理「ニッコーバイカラーゴールド」です。

新しい技術の魅力

「ニッコーバイカラーゴールド」は、片側が高貴なゴールド色に、もう一方が陶器のような梨地のグレーが施されています。このユニークなデザインにより、安全性と美観性が両立されており、日常的に使う器具として全く新しい体験を提供します。

特に注目すべき点は、この加工で使用される染料は、人体に無害な蓚酸を使用していることです。これにより、食品と接触し続けても、安心して利用できるのが大きな特徴です。

安全性に配慮したアルマイト加工

実は、日本には現在、食品に有害な染料を使用したアルミ製品を規制する法律は存在していません。そのため、日興電化工業所では、創業以来、人体に無害なアルマイト方法に力を入れた結果、アルミ製品の新たな基準を打ち立てることができました。これまでのアルミ製品とは異なり、食品に関連する製品に特化した安全性を実現した点は特筆に値します。