Qoo10が描く2025年のビジョン:K-Beauty企業を支援し成長を加速!
日本国内で人気のインターネット総合ショッピングモール「Qoo10」を運営するeBay Japan(本社:東京都港区)は、2025年度の新たな経営方針を発表しました。これにより、韓国のビューティー関連企業を支援し、企業価値を飛躍的に向上させることを目指しています。
この発表は、2025年3月14日に韓国ソウル市で開催された「Qoo10 K-Beauty Conference」で行われ、eBay Japanの代表取締役であるグ・ジャヒョン氏がその詳細を説明しました。
eBay Japanは、2010年に「Qoo10」を日本で運営開始以来、流通取引総額が年々成長を続けており、現在の会員数は2,500万人を超えています。特にビューティー部門の成長が「Qoo10」の成長をもたらしていることが、eBay Japanの経営方針に大きく関与しています。
K-Beautyの人気とQoo10の役割
最近、日本で韓国コスメ、すなわちK-Beautyが非常に人気を集めています。このトレンドを背景に、Qoo10は日本のEC市場におけるK-Beautyの売上トップシェアを誇っています。この成功の裏には、K-Beautyのブランド企業、ODM/OEM、運営パートナー、セールスマーケティングチャンネルなど、強固なネットワークが支えています。このサプライチェーンの仕組みが、ビジネスの成長を加速させた一因とされています。
日本市場における韓国のビューティー関連企業の魅力は、いくつかの要因が挙げられます。まず、日本は世界で第3位のビューティー市場であり、次にK-POPを通じて韓国文化への理解が進み、親しみを持つ層が増えている点が挙げられます。また、日本の消費者は高品質とサービスを求める傾向があり、そのニーズに応えることができているのも大きな要素です。地理的にも近いため、配送にかかる時間が他国に比べて短い点も強みとなっています。
Qoo10が提供する3つのメリット
Qoo10を選ぶ企業には大きなメリットがあり、その中でも特に強調されるのが、次の3点です。
1.
Z世代に特化したECプラットフォーム
若年層を中心に人気のECプラットフォームであるQoo10は、トレンドに敏感なZ世代にとって非常に魅力的です。
2.
韓国と日本の両方でのサポート
韓国市場に強みを持ち、日本市場への営業支援やマーケティングの強化が図られています。
3.
韓国ブランドへの理解
多くのセラーが日本市場に進出する際の足がかりとしてQoo10を利用し、途中から各企業のスケールアップに成功しています。
新サービスと「メガ割」の成功
現在、Qoo10では以下の4つの新サービスを展開しています。
- - MOVE by Qoo10(ファッション専用サービス)
- - Qmart(日用品まとめ買いサービス)
- - サンプルマーケット サンQ(新商品の提供サービス)
- - LIVE STUDIO(Liveショッピング専用の配信スタジオ)
また、「楽しさを仕掛け、喜びを届ける」をコンセプトにした「メガ割」は年に4回実施され、毎回の流通額が増加。最近の2025年3月のメガ割では、490億円という取引額を記録しました。
まとめ
eBay Japanが描く2025年のビジョンは、K-Beauty企業の価値を高め、成長を加速するという力強いものです。日本市場におけるK-Beautyの地位をさらに強固にするため、さまざまな取り組みが続けられるでしょう。今後の展開に注目が集まります。