エアドッグジャパンが鳥取県と新たな協定を締結
2023年9月9日、株式会社エアドッグジャパンは鳥取県との間で、「災害時における避難所の空気環境改善に関する協定」を締結しました。この取り組みは、災害時に良好な避難所環境を確保し、災害関連死を防ぐことを目的としています。この協定の締結は、エアドッグジャパンが自治体との災害協定を結ぶための初の事例となります。
協定の目的と内容
協定の目的は、災害時に避難所となる施設に空気清浄機「Airdog」を配置し、清浄な空気環境を提供することです。それにより、避難所での環境改善効果を検証し、その成果を発表することが明記されています。具体的には以下の内容が含まれています:
1. 鳥取県内の避難所となる施設への「Airdog」空気清浄機の配置
2. 空気清浄機配置による環境改善効果の検証
3. 災害時における追加の空気清浄機配置
この協定に基づき、平時から避難所として使用可能な施設において、空気環境の整備が進められることになります。
鳥取県知事の発言
鳥取県知事の平井伸治氏は、災害の発生時には避難所での感染症が問題となることを強調し、「災害関連死」のリスクが災害自体の死亡件数よりも増加している現状を指摘しました。平井知事は、エアドッグジャパンと協力することで、避難所環境の改善に向けた取り組みを進めたいと述べました。彼の言葉を通じて、避難所の環境整備の重要性が改めて浮かび上がってきます。
エアドッグジャパンの取り組み
エアドッグジャパンの代表取締役、北村重光氏も講演に立ち、「災害関連死」を減少させるためには、避難所の空気環境の改善が不可欠であると指摘しました。実際、災害関連死の原因として最も多いのは呼吸器疾患であり、避難所の空気環境を早急に改善する必要があると訴えました。また、彼は、平時から対策を講じ、実際のデータと現場での実証実験を通じて、効果的な環境改善策を模索していきたいと述べました。
鳥取県の取り組みと未来
今回の協定により、鳥取県は「命を守る」ための新たな取り組みを開始します。エアドッグジャパンと連携し、避難所の空気環境の改善に努め、全国に向けて良いモデルを発信することが期待されています。これにより、同じような悩みを抱える他の自治体にも効果的な対策を推進できるでしょう。
今後もエアドッグジャパンは、全国15,000以上の医療施設への製品導入を進める中で、「空気」の質の重要性を広めていく方針で、環境改善への取り組みを通じて地域社会への貢献を続けていきます。人々の生活の質を向上させるために、エアドッグジャパンの活動から目が離せません。
また、避難所での実証実験を通じて得られたデータや知見は、今後の防災対策や地域社会の持続可能な発展にも寄与することが期待されています。鳥取県とエアドッグジャパンのタッグが、日本の防災環境をどのように変えていくのか、今後の動向に注目です。