Garmin Health Awards 2024の受賞者発表
アメリカを拠点とするガーミンジャパン株式会社が主催する「Garmin Health Awards 2024」が開催され、受賞者が発表されました。この賞は、Garminのウォッチ技術を活用し、ヘルスケアやウエルネスの分野での革新を称えるものです。賞は毎年、プラハで開催される「Garmin Health Summit」の一環として発表されており、今年は9月26日に行われました。
受賞者およびファイナリストについて
今年のGarmin Health Awardsには、世界中から75の主要プロバイダーが応募。受賞者には、革新的なデジタルヘルスソリューションが選ばれました。ガーミンのグローバルB2Bセールスシニアディレクター、ヨルン・ウァツカは、「応募されたソリューションの革新性や多様性に感銘を受けた」と語り、受賞者たちに祝福を送りました。
日本からは、惜しくも受賞は逃しましたが、株式会社竹中工務店とWINフロンティア株式会社の共同プロジェクトがファイナリストとして選ばれました。
2024年度の受賞者
- - Expert’s Choice: VigiLife, Inc.(アメリカ)
VigiLifeのSafeGuard®プラットフォームは、企業とその従業員が持続的に働くために必要なデータを収集し、職場での安全と健康を促進します。このシステムは、Garminのウェアラブルデバイスと連携し、労働者を暑熱ストレスから保護することに成功しています。
- - People’s Choice: Metluma(オーストラリア)
Metlumaは、40歳以上の女性が抱える健康課題に対し、テクノロジーと人間的なケアを組み合わせた新しいケアモデルを提供しています。彼女たちが安心して暮らせるよう、生活スタイルに合わせたサポートを行い、ウェアラブルテクノロジーを活用しています。
今年の受賞者には、最大10,000ドル相当のGarminのウェアラブルデバイスが贈られました。
受賞者選定プロセス
受賞者選定は、業界の専門家とサミット参加者からなる2つのパネルによって行われ、それぞれのプロジェクトが顧客利益、独自性、革新性などの基準で評価されました。
Garmin Health Summit 2024のハイライト
10周年の祝典
Garmin Healthは、設立から10周年を迎え、これまでの変遷を振り返りました。企業の健康管理から始まり、現在は世界中でヘルスケアや患者モニタリングに貢献しています。サミットでは、1,000件以上の研究が支援されたことも紹介されました。
基調講演の内容
Kings Collegeのジョシップ・カー教授が行った基調講演では、ウェアラブル技術を利用した健康モニタリングの未来について語られました。革新技術を使用して医療レベルの洞察を提供することの重要性が強調され、需要に応じた協力体制の構築が提言されました。
インドにおけるイノベーション
Garminは、Apollo Hospitalsとの契約を発表し、インドにおいてフィットネストラッカーの提供を開始。これにより、顧客はGarminのデバイスを使用して医療プログラムにアクセスできるようになります。特に農村地域では、医療サービスの革新が期待されています。
Garminのウェアラブルデバイスは医療機器ではありませんが、健康管理において革新をもたらすものとして位置づけられています。さらなる詳細はGarminの公式ウェブサイトで確認できます。
Garmin Healthとは?
Garmin Healthは、ヘルスプロモーションやソリューション提供のグローバルプロジェクトです。企業の健康増進や集団健康管理の市場で、Garminの実績あるテクノロジーを活用し、顧客のニーズに応じたソリューションをサポートしています。自社製品の設計及び製造を通じて、信頼できるパートナーとのつながりを広げていくことを目指しています。