ファンエンゲージメント
2025-12-15 13:20:10

ソニーネットワークとMeltwaterが提携、ファンエンゲージメント支援ソリューションを始動

ソニーネットワークとMeltwaterが新たなファンエンゲージメント支援ソリューションを発表



ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社は、Meltwater Japan株式会社との提携により、ファンエンゲージメントを支援する新たなソリューションの提供を開始しました。この取り組みは、SNSデータを駆使してファンの熱意を捉え、新しいファンを獲得し、既存のファンとのエンゲージメントを向上させることを目指しています。

【背景】
近年、スポーツ、音楽、アニメなどの熱狂的なファンダムが広がっており、ファンの声を正確に把握することがブランドの成功に欠かせないとされています。従来のマーケティング手法ではなく、データ分析に基づく「感情起点」のアプローチが求められています。ソニーネットワークは、Meltwaterが持つ世界中のSNSデータと、自社のAI分析およびVR/AR技術を組み合わせ、従来の分析手法を超えた新しいファンマーケティングの形を打ち出します。

【ソリューションの特長】
この新たなソリューションの特長は多岐にわたります。

1. グローバルなデータソースの活用
Meltwaterのソーシャルリスニングツールを使用し、世界中の30以上のSNSや1億5,000万以上のウェブサイトからリアルタイムデータを取得します。特に、日本国内では難しい中国のSNSデータにもアクセス可能で、ファンの動向を多面的に把握できます。これにより、ファンの投稿量やその内容、インフルエンサーの影響度など、詳細な分析が可能となります。

2. AIによる高度な分析・予測
このソリューションでは、購買データやSNSデータを融合させたAI解析を実施します。特に、消費者の感情や価値観を深く理解するためのツールが用意されており、ファンの反応を予測したり、効果的なコミュニケーション施策へと活かすことができます。
- 感性AI「SENZAI」 は、ブランドの価値観を踏まえた分析を通じてファンに訴えるメッセージの構築に寄与します。

3. 施策の実行支援まで包括的にサポート
データ収集から分析、広告企画やSNSコンテンツ運用、VR/AR体験の設計など、マーケティング戦略の全てのステージにおいて支援を行います。

  • - この解析に基づいた広告戦略や新商品の企画では、「顧客の声」を取り入れたコンセプト設計が可能です。また、施策中のリアルタイム調整や競合との差別化ポイントを明確にすることが実現します。

【変化するファンの価値観】
SNSの普及に伴い、情報発信の手段は多様化しました。このため、ファンマーケティングにおいては、一方的な情報発信ではなく、ファンとの双方向の関係が重要です。特に、UGC(ユーザー生成コンテンツ)の信頼性が高まる中、ファンは単なる「購入者」から積極的な「共創者」へと変化しています。このような状況を考慮すると、企業がグローバルにファンを拡大するには、各国の文化や言語に対応したマーケティングが必要不可欠です。

【展望】
ソニーネットワークは、Meltwaterとの協業を通じて、企業がデータを活用し、ファンの感情を理解するための環境を整えています。今後はファンマーケティングのデジタル化をさらに進め、各企業がファンと持続的な関係を築く助けとなることを目指していきます。

小笠原康貴 法人サービス事業部長は、「共創」という新たな関係性がファンとブランドで求められている中、AI技術とSNSデータを掛け合わせることで、データドリブンの持続可能なファンマーケティングが実現できると期待しています。」と述べています。

一方、Meltwaterの赤田将之社長も、「この協業によって、ファンの心理や行動をより深く理解し、ブランド戦略に活かすための新たな可能性が開けた」とコメントしています。国や地域によるファンの特性を考慮したマーケティング施策が進むことで、さらなるブランドとファンの関係構築が実現することが期待されます。


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会社情報

会社名
ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社
住所
東京都港区港南1-7-1
電話番号

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